15:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/08(土) 15:07:47.68 ID:2XKtwCeO0
藍子さんは、割と仕事が入っているようで、一緒にレッスンをしたことはありませんでした。
プロデューサー曰く、しっかりしているし俺が見なくても大丈夫だろう、と。
16:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/08(土) 15:09:47.68 ID:2XKtwCeO0
「肇ちゃんが来てから、プロデューサーさんは明るくなりました」
「そうなんですか…?」
17:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/08(土) 15:10:58.54 ID:2XKtwCeO0
はっとして藍子さんの方を向き直った時、藍子さんは既に背を向けて歩き出していました。
藍子さん。
18:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/08(土) 15:12:30.91 ID:2XKtwCeO0
………何はともあれ、下積みの日々を歩みながら、私とプロデューサーはより良い方に向かっていました。
私にも少しずつですが、仕事が入るようになりました。
19:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/08(土) 15:15:04.43 ID:2XKtwCeO0
私と藍子さんの二人だけだった所属アイドルでしたが、今ではかなりの人数が居ます。
人数が増えたおかげで、引っ越しをしようかと言う話も持ち上がっています。
20:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/08(土) 15:16:33.25 ID:2XKtwCeO0
___
__
_
21:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/08(土) 15:18:51.91 ID:2XKtwCeO0
奥へ、と言う程でもありませんが、継ぎ接ぎの目立つソファーまで歩みを進めます。
22:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/08(土) 15:20:23.62 ID:2XKtwCeO0
「…今私が座ってますから」
23:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/08(土) 15:21:45.77 ID:2XKtwCeO0
私は事務所の隅の誰の邪魔にもならない場所に向かいます。
別に静かにしろと言われた訳でもありませんが、音を立てず忍んだ足運びでそっと移動しました。
24:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/08(土) 15:23:36.75 ID:2XKtwCeO0
藍子さんは始終座ったまま身じろぎ一つせず同じ姿勢を保っています。
もしかして寝ているのではないかと言うほど微動だにしませんが、それが違う事を私は知っています。
25:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/08(土) 15:25:20.24 ID:2XKtwCeO0
思い違いも甚だしいと、直接言う事はありませんが私は内心そう思っていました。
プロデューサーが藍子さんを見てくれなくなったのは私のせいだなんて、見当違いもいいところだと言う事です。
40Res/27.56 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。