過去ログ - 上条『異能の力なら、どんな幻想だってぶち殺して見せる』
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
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2014/03/13(木) 17:52:12.52 ID:a2xbEWtP0
「まあ、結論だ。
樹系図の設計者による演算の結果レディオノイズが20000体必要だったと弾き出したのは、
おそらく先に御坂美琴本人が何体必要なのか演算した後だっただろう。
そして、その数が128。この都市で御坂美琴は128人も用意できないから、
仕方なくレディオノイズを利用することにして再演算した。
以下略
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
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2014/03/13(木) 17:53:27.81 ID:a2xbEWtP0
「トウコ。おまえ、分かってて聞くの、やめろ」
うざったそうに顔をしかめ、目を閉じる式。
「殺した数なんて問題じゃない。オレは、その第一位がなんで殺したのかをまだ聞いてないんだぞ。
以下略
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
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2014/03/13(木) 18:17:46.59 ID:a2xbEWtP0
―――――率直な感想を言えば。
僕は今まで見たどんなドラマにも、こんな哀しいストーリーに覚えがないというほど、哀しい話だった。
なにがなんでも、新絶対能力者進化第一次実験を行わせるべきじゃなかったのではないか、というのは今となってはわからない。
以下略
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
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2014/03/13(木) 18:19:43.62 ID:a2xbEWtP0
「橙子さん、記録によれば一昨年の秋から冬にかけての間に絶対能力進化計画が開始され、ミサカ1号が殺害されました。
また、昨年の5月の中旬に9982号が誕生しました。
曰く、ミサカシリーズは一気に生産し、それから外部研修を行うそうです。
そして8月15日に、9982号が殺害されました。
以下略
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
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2014/03/13(木) 18:26:05.46 ID:a2xbEWtP0
ふむ、と珍しく橙子さんが長考に入る。
「生憎として私は科学には精通していないのだが―――――黒桐、相対性理論という言葉は聞いたことがあるだろう」
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
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2014/03/13(木) 18:34:15.44 ID:a2xbEWtP0
「考えられるとすれば、彼らが実験を行っていたバーチャル空間は時間の流れがおかしい――――つまり、非常に流れが遅かったのだろう。
時間の遅れというのはね黒桐、相対性理論が予言する現象で、運動している状態によって時間座標の進み方が異なることを指すんだ。
時間座標というのは、まあ、時計の事だと思ってもらって間違いないだろう。
以下略
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2014/03/13(木) 19:12:43.50 ID:a2xbEWtP0
「地球上では、厳密に定義された時間に比べ、1秒当たり100億分の7秒遅なる。
では黒桐、そのバーチャルルームそのものにかかる重力さえ、この街の科学技術で操作できるとしたら?
早い話、重力加速器なんてものを用意し、それによって部屋全体にかかる重力そのものを百億倍に出来るとしたら?
―――――ほら、厳密に定義された時間と比べて、既に七秒も遅れるじゃないか。つまりそういうことだろう」
以下略
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
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2014/03/13(木) 19:18:41.23 ID:a2xbEWtP0
―――まぁ本当はいるといえばいるんだ、黒桐。
間違いなくクロだが、今それを説明したって仕方がないから、シラを切らせてもらう。
以下略
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
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2014/03/13(木) 19:19:10.44 ID:a2xbEWtP0
式が、なにも言わずにこの部屋を出ていこうとする。
「式、――――君、どっちへいく気?」
式は振り返りもせずに、立ち止まって言う。
以下略
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2014/03/13(木) 19:19:38.85 ID:a2xbEWtP0
「幹也、そういうことじゃないんだ」
スパン、と僕の言葉を斬るようだった。
「本人の言う通り、もう止まれないんだよそいつ。―――殺人はそれできっと最後。でも、殺戮は止まることはない。だから、殺しにいく。どれだけ強くても、関係ない。」
以下略
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