20: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/12(水) 22:08:08.12 ID:FuxSu5/ao
杏子(……まどか)
鹿目まどか。
本来の彼女は、絶望の未来しか待っていない、
21: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/12(水) 22:09:28.16 ID:FuxSu5/ao
杏子「…………」
杏子はまどかの背中を見つめつつ、
22: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/12(水) 22:11:34.40 ID:FuxSu5/ao
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その日の昼。
チャイムが鳴り、昼休みになった途端にさやかは立ち上がると、ほむらの元へと歩いていった。
23: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/12(水) 22:13:31.47 ID:FuxSu5/ao
だが、明るいさやかや、彼女の友達の志筑仁美や上条恭介、
杏子といった面々は、ほむらに話しかけるのもめずらしくはない。
だから、
24: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/12(水) 22:15:55.09 ID:FuxSu5/ao
杏子「…………」
杏子は、早速魔力で聴力を高める。
彼女の耳に、『どこへ行くのかしら?』などと話す二人の会話が届き、二人の向かう場所はわかった。
25: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/12(水) 22:17:45.42 ID:FuxSu5/ao
杏子「……そうだな」
上手い具合に抜けだし、こっそりとさやかたちを追おうかと思っていた杏子だったが、
やめてまどかとの食事に専念する事にした。
26: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/12(水) 22:19:23.92 ID:FuxSu5/ao
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マミ「…………」
杏子のテレパシーを受けたマミは、さやかとほむらが対峙する様子を、校外の高層マンションの屋上から見ていた。
27: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/12(水) 22:20:21.76 ID:FuxSu5/ao
──マミはともかく、これまでにも杏子は、さやかがあのような行動を取るのを目にした経験はあった。
ただし、彼女のその行動の真意は知らなかったが……
マミも含め、今は違う。
28: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/12(水) 22:21:50.47 ID:FuxSu5/ao
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ほむら「──で? こんな所まで引っ張り出してなんなのかしら?」
さやか「あんたはなにがしたいのさ?」
29: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/12(水) 22:23:27.39 ID:FuxSu5/ao
ほむら「……なにが言いたいの?」
さやか「いくら居心地がよくても、永遠に続きやしない幻をただ与えられたり、
手にしたってだけであんたは満足なのかって言ってんの」
30: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/12(水) 22:25:30.35 ID:FuxSu5/ao
ほむら「事実、でしょう?」
さやか「っ!
だからあんたは……
そんなだからこんな風になってもなにも気付かずに……!」
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