33: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/12(水) 22:31:39.56 ID:FuxSu5/ao
ほむら「ともあれ、私はいつものように対応してあげるだけ」
さやか「…………」
ほむら「──愚かね美樹さやか。記憶が戻る度に私の所へ来るなんて」
34: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/12(水) 22:33:50.94 ID:FuxSu5/ao
さやか「あたしだって──まあ、さすがに『まどか』レベルに全部を全部知ってる訳じゃないけど──
それでもあたしだって『円環の理』の一部になって、
いろんな時間軸のいろんな可能性、未来・過去を知ってるんだよ?」
『まどか』か、『円環の理』か……それとも両方か。
35: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/12(水) 22:36:15.45 ID:FuxSu5/ao
ほむら「……私らしく、同じ言葉をループさせましょう。
なにが言いたいのかわからないわね」
さやか「だからあたしは、そんなあんたを──」
36: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/12(水) 22:38:33.50 ID:FuxSu5/ao
ほむら「まあ、『真の』あの子の事を思い出した存在は、
あの子に真実を取り戻させる可能性があるから……」
ほむらは、無表情のままゆっくりとさやかに近付く。
37: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/12(水) 22:40:02.06 ID:FuxSu5/ao
ほむら「…………」
さやかは、もう数秒も経てば目覚めるだろう。
その時にはまた、『円環の理』に関する記憶は失っている。
38: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/12(水) 22:42:04.41 ID:FuxSu5/ao
─────────────────────
杏子「…………」
その日の夜、杏子は自分の部屋でマミとメールでやり取りをしていた。
39: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/12(水) 22:44:31.24 ID:FuxSu5/ao
杏子『ああ。あんたに二人を監視して貰うのも含めてかなり大胆な行動だったけど、
テレパシーが使えないのは厳しすぎるからな。
問題なく出来て助かったよ』
それに、杏子が返信する。
40: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/12(水) 22:46:37.17 ID:FuxSu5/ao
さやかや、その家族が寝静まってから動き出すというのも少し苦しい。
注意深く進んだり、油断さえしなければ、ほむらや彼女の使い魔と出くわす可能性は低いかもしれないが、
なにせ一度動けばそれで終わりではないのだ。
41: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/12(水) 22:49:11.42 ID:FuxSu5/ao
マミ『大胆かつ慎重に……
やっぱり大変ね』
杏子『だが、話の通りあいつは神や概念ってほどではないみたいだからな。
そもそも『悪魔』ってのもアレだし、これならやってやれなくはないさ』
42: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/12(水) 22:51:59.48 ID:FuxSu5/ao
マミ『……もうちょっと仲間を増やせないかしら?』
杏子『うーん……最終的にはさやかにも協力して貰うつもりだが……』
彼女はまだ、杏子やマミほどの事情は知らない。
43: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/12(水) 22:59:04.87 ID:FuxSu5/ao
杏子『あいつ意外と演技派だからな。
その危険性さえなければ、
他の能力的にも絶対に必要なヤツだから、さっさと事情を説明して手を貸して貰いたいってところだったんだろうけど』
杏子は、かつてほむらのソウルジェムの中に在った世界でのさやかの姿を思い出しているのだろう。
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