45: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/04/17(木) 21:33:35.80 ID:HamqrAcGo
僕は……僕は、異性としてさやかのことを愛しているだろうか?
いや、愛しては、いないはずだ。
ごく短時間に自問自答を終える。
恭介にとってさやかは確かに大切な存在ではあった。
けれども恭介にとってのさやかはかけがえのない幼なじみ、それは家族に近い。
そんな好意の対象だった。
――心からの愛を、彼女に注いであげるよう努力してあげて。
……僕は、さやかのことを、一人の女の子として好きになることはできないのだろうか?
この疑問に答えるには、さっきよりもずっと長い時間が必要だった。
さやかがこんな風になってしまうまで、
彼女が自分にそういう好意を向けているだなんて考えたことがなかった。
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