過去ログ - 穏乃「麻雀に、おかしなことはつきものだ」
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3: ◆k1tEJoGb4VEz[saga]
2014/04/04(金) 20:56:17.14 ID:ZO2+Qwfe0

「はい、穏乃ちゃん」

 マグカップを一つ手渡される。
 注がれた紅茶の鼻孔を刺激する良い香りが、部屋中に充満していた。
以下略



4: ◆k1tEJoGb4VEz[saga]
2014/04/04(金) 20:57:15.06 ID:ZO2+Qwfe0

「……ゴールデンウィーク」

 私にとっては、思い出したくもない地獄のような一週間である。
 が、あの一週間が少しでも玄さんのためになったというのなら、それは無視してはいけないことだと思う。
以下略



5: ◆k1tEJoGb4VEz[saga]
2014/04/04(金) 20:58:05.41 ID:ZO2+Qwfe0

「だ、だったら穏乃ちゃんだって可愛いよ!」

「えー、でも私って女っぽくないですよ。アンタは女としての自覚を持ちなさいって、良く母親に言われます」

以下略



6: ◆k1tEJoGb4VEz[saga]
2014/04/04(金) 21:06:21.58 ID:ZO2+Qwfe0

 部活動を終えて、私と玄さんは共に帰路についていた。
 夏に入ろうかという季節だが、この時間には太陽はすっかりその姿を消し、紺色の空が天を覆っている。

 他愛のない話を繰り返しながら、私達は自分の家に帰る。
以下略



7: ◆k1tEJoGb4VEz[saga]
2014/04/04(金) 21:08:22.24 ID:ZO2+Qwfe0

 うーむ、と私は思案する。
 どこか見覚えのある出で立ちだ。

 恐らくは同年代なのだろう。
以下略



8: ◆k1tEJoGb4VEz[saga]
2014/04/04(金) 21:12:06.43 ID:ZO2+Qwfe0

   03

 私は家に帰った。
 鞄を置いてシャワーを浴びて乾かして服を着替えてご飯を食べて、から――すぐに。
以下略



9: ◆k1tEJoGb4VEz[saga]
2014/04/04(金) 21:13:23.94 ID:ZO2+Qwfe0

「どうしたの? もう遅い時間だけど」

 不振がられている、というほどではないだろうが、若干警戒されている気がする。
 まあ隠す意味もないし、はっきり言ってしまおう。
以下略



10: ◆k1tEJoGb4VEz[saga]
2014/04/04(金) 21:15:09.63 ID:ZO2+Qwfe0

「穏乃ちゃん」

 拝殿の前で立ち止まった望さんに、私は呼び止められた。

以下略



11: ◆k1tEJoGb4VEz[saga]
2014/04/04(金) 21:17:18.61 ID:ZO2+Qwfe0

 本殿をこんなに間近でみるのは初めてだ。
 空気が刃のように研ぎ澄まされて、神聖な雰囲気である。

「ここまで来てだけど、触っても大丈夫だよな……?」
以下略



12:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/04/04(金) 21:18:26.98 ID:KlRhb5buo
勝手に吉野市民の駅前をロープウェイにしないでくれ………
乗り換え無しで阿倍野橋まで行けるのは吉野市民の誇りなんだよ……


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