33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/10(木) 19:26:15.06 ID:pG5fqgIz0
「それでは阿良々木さん、またお会いしましょう」
「いいのか? 送って行かなくて」
34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/10(木) 19:27:54.97 ID:pG5fqgIz0
「――最近、ちょっとおかしいんです」
「おかしい、とは?」
35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/10(木) 19:29:53.47 ID:pG5fqgIz0
「今、三浦さんに取り憑いているかも知れない怪異の名前は――『環海月』、幻と呼ばれている怪異です」
「たまき、くらげ?」
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2014/04/10(木) 19:31:22.52 ID:pG5fqgIz0
「三浦さん……環海月から逃れる為には、すぐにでも願いを叶えないといけません。僕も協力しますから――」
「いりません」
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2014/04/10(木) 19:32:52.75 ID:pG5fqgIz0
002
38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/10(木) 19:34:30.32 ID:pG5fqgIz0
「すみません、三浦さん」
彼は律儀にも深々と九十度、頭を垂れて――。
39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/10(木) 19:36:24.58 ID:pG5fqgIz0
そもそも最初の私の願いは、『この関係を続けること』だったんです。
これは現在の状況を見るにクラゲが願いを叶えたように見えますが、この願いは恒常的なものであり、環海月には実現不可能な願いと言えます。
一日なんて枠に収まるものではありませんから。
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2014/04/10(木) 19:37:52.99 ID:pG5fqgIz0
「冗談ですよ、プロデューサーさん」
そう言って、笑って見せます。
プロデューサーさんは、ちょっと安堵したように顔を綻ばせ、
41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/10(木) 20:00:25.40 ID:pG5fqgIz0
003
42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/10(木) 20:03:25.92 ID:pG5fqgIz0
「何ですかプロデューサーさん、うるさいですよ」
べり、とプロデューサーさんの口を塞いでいるガムテープを剥がす春香ちゃん。
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2014/04/10(木) 20:09:16.04 ID:pG5fqgIz0
「ひ……ひたぎ……」
「いい格好ね、暦」
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