305:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/06/30(月) 10:09:25.93 ID:aFMIt3ru0
「歩美!歩美!」
「ぅ……う……この、糞女……!」
歩美は腕を抑えながら担当教官を睨みつける。
担当教官は涼しい顔でクラス全員に言った。
306:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/06/30(月) 10:10:02.34 ID:aFMIt3ru0
11
僕は決めた。
このプログラムを生き残ることを。
理由は単純。
ただ、死にたくないだけ。
307:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/06/30(月) 10:10:34.32 ID:aFMIt3ru0
12
六木成美(女子16番)はうーんと背伸びし、ソファに座った。
成美がいるのは8号館1階の保健室だ。
保健室にはたくさんの薬と医療器具が備わっており、多少の怪我ならここで処置出来そうだ。
308:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/06/30(月) 10:11:10.28 ID:aFMIt3ru0
「成美!大丈夫か!?何があった!?」
「……き、…り……」
「はっ?」
「ご、ゴキブリが出たの!」
309:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/06/30(月) 10:11:46.62 ID:aFMIt3ru0
13
一人目。
長谷佑磨(男子12番)は名簿に桃園歩美(女子17番)の名前に線を引いた。
310:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/06/30(月) 10:12:19.75 ID:aFMIt3ru0
14
あーもうムカつく!
こんなのってないじゃん!
あんまりだよ政府!
311:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/06/30(月) 10:12:48.54 ID:aFMIt3ru0
岩峰奈緒(女子3番)が尿意を抑えようと必死に我慢していた。
奈緒は
でも、もうそろそろ限界が近かった。
「も、もう駄目!」
312:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/06/30(月) 10:13:20.06 ID:aFMIt3ru0
15
「え、何ここ? コンビニ?」
出発してからずっと動き回っていた櫓冬明人(男子16番)はコンビニを見つけ、少し驚いた。
青嵐大学はとても広く、とてもお金持ちな大学だと聞いてはいたが、まさかコンビニまであるなんて。
313:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/06/30(月) 10:13:51.18 ID:aFMIt3ru0
「ゆ、ゆう、き?」
明人は祐樹の身体を揺するが、もう祐樹が動くことはなかった。
「な、なんーーー」
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2014/06/30(月) 10:14:24.51 ID:aFMIt3ru0
16
殺し合いに乗る者が現れる中、脱出を目指そうとする生徒もいた。
脇村和人(男子19番)もその中の一人だ。
「待ってろ糞政府め……これさえあれば……」
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