過去ログ - 久「咲は私のことが好きなんでしょう?」
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356:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/07/06(日) 01:01:17.44 ID:nSwfagTgO
乙!
ラスト楽しみにしてます


357:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/07/06(日) 16:21:57.64 ID:TkA5HZap0
二人の姿が完全に見えなくなると、ずっと抱きあったままだった久が僅かに腕の力を緩めた。

それだけで少し残念に思ってしまう自分はどれだけ久に惚れているのだろうと苦笑が漏れる。

しかし一瞬寂しそうに瞼を伏せた咲に気付いたのか、久は解いた手で咲の手に触れた。
以下略



358:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/07/06(日) 16:24:36.70 ID:TkA5HZap0
久が自分を見ている。

真っすぐに、その瞳に咲の姿を映してくれていることがただ嬉しかった。

久「咲、やっぱりまこたちと行きたかったの?」
以下略



359:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/07/06(日) 16:26:49.87 ID:TkA5HZap0
久「嫌。例え咲がここを出たいと言っても離さないつもりだったわ」

久「こうやって、咲のことを囲ってでもそばに置くつもりだった」

咲「…久さん、なんて…きらい…」
以下略



360:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/07/06(日) 16:30:57.83 ID:TkA5HZap0
久「愛してる…」

遅くなってごめんなさい、そう囁いた久の声も濡れていた。

久「私はまだ間に合うかしら」
以下略



361:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/07/06(日) 16:33:34.40 ID:TkA5HZap0
久「好きよ。咲」

咲「久さん、好き…私もあなたのことが大好きです」

咲「高校の時から…私はあなたのことだけ見てました」
以下略



362:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/07/06(日) 16:36:13.40 ID:TkA5HZap0
久「私は知らなかったの」

久「人を好きになって、好きな人に自分と同じだけ想いを返してもらえることがこんなにも幸せなことだったなんて」


以下略



363:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/07/06(日) 16:39:30.96 ID:TkA5HZap0
久「今、この瞬間も」

久は咲の首元に顔を埋めながら囁く。

表情は見えないけれど、首にあたる吐息がこそばゆく時折ぞくりとした快感が走る。
以下略



364:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/07/06(日) 16:42:32.21 ID:TkA5HZap0
咲は羞恥を感じつつそんな本心を吐露した。

久の様子を窺うと、困ったように眉を下げている。

彼女にしては珍しい姿だとまじまじと見上げてしまった。
以下略



365:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/07/06(日) 16:45:23.21 ID:TkA5HZap0
そう言うやいなや、久は身体を起こすと咲の身体を抱き上げた。

急に浮いた身体に驚き不安定な体勢のため久の首にしがみついた咲は「下ろして」と焦った声を上げる。

しかし久は涼しい顔をして咲を抱いたまま寝室へ向かった。
以下略



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