過去ログ - ことり「雉も鳴かずば撃たれまい」
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40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage saga]
2014/05/04(日) 05:54:44.65 ID:yZX4SREN0
「コフ―――……コフ―――……」
「……えっ」

穂乃果の目に飛び込んできたもの。

それは、希がにこの胸を背後から鷲掴みしている姿だった。
希の手の中で、にこは絶頂と失神を繰り返しビクンビクンと痙攣していた。
そしてその足元には、蹂躙され尽くした絵里が転がっていた。
彼女にも刺激の余韻が残っているのか、小さく痙攣しているように見えた。

確かに希は危なかった。だがその意味合いは180度違った。
希こそがこの凶行の犯人だったのだ。

みんなに知らせなきゃ。

穂乃果はその場に背を向け、皆のもとに向かおうとした。
しかしそれは悪手だった。

一ヶ月わしわしされていないというブランク。

穂乃果は忘れていた。
希はいつも対象の胸を揉むとき、背後から迫るということを。

穂乃果は知らなかった。
理性を手放し欲望を解放した希が、今や音よりも早いことを。


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