過去ログ - ことり「雉も鳴かずば撃たれまい」
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41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage saga]
2014/05/04(日) 06:09:31.67 ID:yZX4SREN0
「そんな……穂乃果!」
穂乃果に遅れて海未が廊下に到着したちょうどその時、穂乃果は果て、希の手から床に落ちた。
世の中には知らない方がいいこともあると、皮肉にも海未は「それ」を前にして知るのだった。
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2014/05/04(日) 06:23:12.66 ID:yZX4SREN0
「えいっ!」
「はっ…ことり!」
緊張を破ったのは第三者だった。
希の背後から静かに接近していたことりが、彼女への逆わしわしに挑んだのである。
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2014/05/04(日) 06:37:15.29 ID:yZX4SREN0
「しかし、怒らせてしまったようですね…」
「そうだね………海未ちゃん、お願いがあるの」
ことりは海未の手を離れ、立ち上がった。
その瞳はまっすぐと希を見ていた。
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2014/05/04(日) 06:44:22.97 ID:yZX4SREN0
「……これで二人きりになれたね」
「グルルル―――……フシュゥ―――……」
海未の足音が聞こえなくなるのを待って、ことりは言った。
その瞳は仲間たちに見せるのとは違う、強い意志の宿った瞳だった。
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2014/05/04(日) 06:53:28.24 ID:yZX4SREN0
そしてことりはスカートのポケットから“武器”を取り出した。
ことりとて、何の勝算もなしに一人残ることを決めたわけではない。
それはエネルギー増幅装置。
ことりの尻への情熱を膨れ上がらせる切り札。
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2014/05/04(日) 06:58:42.92 ID:yZX4SREN0
踏み出したのは同時だった。
二人の力が激突した。
そしてことりの自信は、一瞬で恐怖に変わった。
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2014/05/04(日) 07:05:28.04 ID:yZX4SREN0
ことりの手は弾かれた。
隙だらけになったことりの背後に滑り込み、希はその双峰を掌握した。
(海未ちゃんのパンツ―――もらっておけば―――)
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2014/05/04(日) 07:07:28.60 ID:g41KWAHF0
アカン書いてある内容がアホらし過ぎて笑ってまう
49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage saga]
2014/05/04(日) 07:16:47.57 ID:yZX4SREN0
『ちょっと海未、どういうことよ!』
『言った通りです! 希は暴走しています! 止めるためにはこちらがわしわしするしかないんです!』
『で、でも、そんなことって…』
『グォォォォォォ!!』
『そんな、もうここまで…! 逃げなさい、三人とも』
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2014/05/04(日) 07:26:57.75 ID:yZX4SREN0
「ぐすっ……誰か助けて……」
花陽は一人、空き教室で座り込んで泣いた。
海未が犠牲になり生かしてくれた花陽たち三人は、逃亡中に一人、また一人と犠牲になってしまった。
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2014/05/04(日) 07:38:23.79 ID:yZX4SREN0
本当に、それでいいの?
…嫌だ。
みんなの役に立てないままでいいの?
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