25:海老天 ◆hBWIIyS/uM[saga]
2014/05/07(水) 20:40:39.43 ID:khfCJb4To
飛行機乗って大阪まで行った私だが、暑さにやられていた。
夜でも蒸し暑いし人混みは多いし一体怜の病室に辿り着くまでにいくつ試練があったのか。
受付を済ました私は怜の病室へ直行した。
26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/05/07(水) 20:45:59.53 ID:h8b5tDF/o
このドロドロした感じいいな
27:海老天 ◆hBWIIyS/uM[saga]
2014/05/07(水) 20:48:49.58 ID:khfCJb4To
「さ……爽ーー起きろや」
爽「……おはよう。それとデジャブなんだけど……」
何とも困った表情で私を見ている怜を見て私の頭は覚醒する。
28:海老天 ◆hBWIIyS/uM[saga]
2014/05/07(水) 20:57:30.17 ID:khfCJb4To
病室で怜を抱き締めながら大声をあげて泣く私を怜は優しく撫でてくれた。
怜「ごめんなぁ爽。心配かけて」
怜の胸の中で首を振る。
29:海老天 ◆hBWIIyS/uM[saga]
2014/05/07(水) 21:06:21.23 ID:khfCJb4To
竜華「怜、その女だれや?」
怜「友達や。北海道出身の」
爽「どうも。獅子原爽です」
30:海老天 ◆hBWIIyS/uM[saga]
2014/05/07(水) 21:15:45.73 ID:khfCJb4To
怜「……何もやってへん。ただ、遊びに行ってただけや」
竜華「ふうん。ま、ええわ。大丈夫なん?」
怜「まぁ。いつも通りや。竜華も爽も急いできたんやろ? ジュースでも買って来るわ」
31:海老天 ◆hBWIIyS/uM[saga]
2014/05/07(水) 21:22:38.15 ID:khfCJb4To
ゆらりと怜から私に視線が移る。
全身の毛が粟立ち、本能が逃げろと伝えている。
けれど、私だって逃げるだけじゃない。
32:海老天 ◆hBWIIyS/uM[saga]
2014/05/07(水) 21:31:47.89 ID:khfCJb4To
セーラ「ミルクティーでよかったか?」
爽「どうも」
江口セーラ。第一印象としては清水谷よりも遥かに理性的。
33:海老天 ◆hBWIIyS/uM[saga]
2014/05/07(水) 21:39:49.80 ID:khfCJb4To
セーラ「さよか。まぁ、ええ」
爽「それで、何が言いたい?」
セーラ「……怜を任せられるか?」
34:海老天 ◆hBWIIyS/uM[saga]
2014/05/07(水) 21:45:04.38 ID:khfCJb4To
私が怜に対して涙を流したのも、傷付けると分かってしまい、本気で拒絶してほしかったのも、怜が好きだからか。
容赦のないツッコミも、その雰囲気も、不器用な優しさも全てに私は惚れていたんだ。
幾重にも張られたバリケードは私自身も騙してたんだ。
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