過去ログ - エルフ「私の前に道はない 私の後ろに道は出来る」
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2014/06/01(日) 02:51:37.08 ID:SAoUehP80
男「にしてもな、この惨状はいかんともしがたいな…」
エルフ「…ふふん、まあそこは私が近いうちに何とかしておこう、もののついでということで」
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2014/06/01(日) 02:52:16.16 ID:SAoUehP80
その日は、長旅の疲れもあったために雑多なことは後日に回して
とりあえず、手持ちの中からなんとか簡単な夕飯を用意して、それを食べることにした。
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2014/06/01(日) 02:54:01.93 ID:SAoUehP80
エルフ「…なあ、ところで」
男「なんだ?」
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2014/06/01(日) 02:55:26.98 ID:SAoUehP80
次の日の朝、件の娘はなんとなしに朝早くから起きてしまっていた。
朝ごはんを食べる様もいつもより姿勢よくしていて
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2014/06/01(日) 02:56:55.44 ID:SAoUehP80
男「それじゃあ行ってくるから、留守番とその他諸々よろしくな」
表に出ると男はふりかえって、そこに佇んでいる少女に挨拶をした。
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2014/06/01(日) 02:57:52.68 ID:SAoUehP80
男「…なんだ今度は、昨日一晩謝って、後は何を」
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2014/06/01(日) 02:59:41.86 ID:SAoUehP80
娘はその間も延々道を箒で掃き続けていて、このままだと土がえぐれてしまいそうにも思えた。
村娘「………うぅ」
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2014/06/01(日) 03:01:07.13 ID:SAoUehP80
男「ここが住まいですか、綺麗な建物ですね…流石に医者だけあります」
村娘「いえ、昨日道すがら話したとおり、医者なのは父だけで私や母はその手伝いです…」
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2014/06/01(日) 03:01:52.72 ID:SAoUehP80
その後、男が頼んだ通り娘の両親も玄関先まで来てくれて
互いに挨拶を交わし終えた。
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2014/06/01(日) 03:02:53.55 ID:SAoUehP80
村の中は見事に畑が野原が広がっていて
案内がなければ家から家への道のりを見失ってしまいそうだった。
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