過去ログ - School Daysより「鮮血の結末」…その後
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2014/05/25(日) 22:50:57.39 ID:9FBrt30T0
しかし、誠は、二往復目の模手原坂下駅で、思わぬ人物と出会った。
「え…清浦…?」
駅にいたのは、パリにいるはずの、清浦刹那と、その母・舞の二人だった。
「伊藤…なんでこんなところにいるの」
「それは、むしろ俺のセリフだよ」
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2014/05/25(日) 22:52:06.85 ID:9FBrt30T0
「やめなさい! 誠君を蹴ったって、何にもならないのよ、刹那!」
「放してよ! 伊藤、約束したのに。世界を守るって…約束したのに!」
怒り、憎しみ、悲しみが混じった視線を、刹那は誠に向けた。
誠はうなだれ…何も返せなかった。
「お母さん、もう蹴らないから…放して」
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2014/05/25(日) 22:53:38.84 ID:9FBrt30T0
病院の緊急医療室前では、西園寺踊子、桂真奈美の二人が誠を待ち続けていた。
ちなみに桂心は、泣き疲れて眠りについた後、父親とともに先に家に帰っていた。
娘が瀕死の重傷を負っている母親二人は、どちらも沈痛そうな表情を浮かべていたが、
舞は、「大丈夫だから、世界ちゃんも、言葉ちゃんも」と励まし続けた。
一方の刹那は、母親たちとは離れたところにあるロビーで、
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2014/05/25(日) 22:54:37.94 ID:9FBrt30T0
「なんで何も話せないの? 話せない理由があるの?」
刹那の問いかけに、誠はうなずき、考え込んでいたが、
しばらくして、重く閉ざしていた口を、ようやく開けた。
「俺が下手に話したら…どちらかの責任になる…」
「どちらかって…世界か、桂さんかってこと?」
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2014/05/25(日) 22:55:34.23 ID:9FBrt30T0
刹那は、諦めずに説得を続けた。
「伊藤…私が転校する前に言ってくれたよね」
「え…」
「清浦は、いい相談相手だって。もっと早く話ができてればよかったって」
誠は、学祭前のことを思い出し、思わず刹那の方を向いた。
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2014/05/25(日) 22:56:26.71 ID:9FBrt30T0
「なんて言うか、その…悪いのは、俺なんだ」
「…え」
「そうだ。悪いのは…すべて、この俺なんだ」
誠は、再びうつむいたが、押し黙ることなく話し続けた。
「あの時…歩道橋の上で、世界に刃物を向けて斬りつけたのは、言葉だ。
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2014/05/25(日) 22:57:04.61 ID:9FBrt30T0
「俺…清浦に、世界のこと、お願いって言われて…、
あの時に、世界とつきあっていくこと、決めたはずなのに…、
なのに、言葉の寂しそうな姿を見るのが耐えられなくて…。
刹那には、言葉に近づくなって言われてたのに、
俺は…結局、言葉も自分の側に呼び戻してしまって、
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2014/05/25(日) 22:57:58.58 ID:9FBrt30T0
刹那の支えで、誠はようやく事件のすべてを踊子と真奈美、そして舞にも話し、
その上で、全ての責任は自分にあると言い、土下座をして謝った。
「謝れば、済むってもんじゃないのよ! よくもうちの娘に…」
「私は、誠くんのこと、いい子だと思っていたのに…」
一部始終を聞いて激高する真奈美、誠の本性を知り肩を落とす踊子。
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2014/05/25(日) 22:58:40.40 ID:9FBrt30T0
事件の翌日。
誠は十分に眠れなかったが、舞に言われたとおり、
やるべきことをやろうと、警察署に向かった。
事件のことについて、自分が見たこと、またその背景にあった自分の問題についても、
あますとこなく全て説明した。
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2014/05/25(日) 22:59:26.52 ID:9FBrt30T0
担当者は、前日のうちに七海からも事情聴取しており、そのときに、
言葉を3組の女子の他、女子の運動部のつながりでいじめていたことを聞いていた。
誠は、中学からの付き合いである乙女もいじめに加わっていたことや、
そのいじめが学祭以降にさらに激しくなった事などを聞き、大きなショックを受けた。
「七海さんはね…世界さんの友人だけど、世界さんには頼まれていない、
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