過去ログ - やはり雪ノ下雪乃にはかなわない第二部(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている )
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黒猫
◆7XSzFA40w.
[saga]
2014/12/04(木) 17:34:30.21 ID:XYU0qp7F0
雪乃「逆よ」
八幡「は?」
雪乃「だから、キスしようとして、・・・・・・それを途中でやめたからよ」
八幡は、相変わらず理解できないとぼけぼけっとした情けない顔をしていたが、
ゆっくりとだが私の意図をかみ砕いていった。
そうよ。途中でやめるだなんて、意地悪すぎるわ。
私は、一週間も我慢していたのよ。
それを、目の前まで迫っていて、最高にドキドキしていてのに、それをお預けだなんて、
あまりにもむごい仕打ちよ。
八幡「それを理解しろっていうのは、あまりにも難しいだろ。
こっちは、勝手にキスしようとして罪悪感があったんだぞ。
それを逆に解釈しろだなんて、無理すぎる」
雪乃「そうかしら?」
八幡「そうだよ」
雪乃「だったら、今ならどうかしら? その時は無理でも、今なら可能でしょ」
今度は、私の言葉をすんなりと理解した八幡は、そっと私の肩を引き寄せる。
だから、私は目を閉じる。その瞬間を待ちうける為に。
けれど、期待していた感触は、頬に優しく触れただけであった。
これはこれで嬉しいのだけれど、これでは満足できないわ。
私は、すうっと目を開くと、はにかみそうな笑顔をうち消して八幡を睨みつける。
八幡もわかっているはずなの、どうして?
そう思うと、私は怒りよりも、悲しみが満ち溢れていってしまった。
八幡「ごめん。泣くとは思ってなかった」
え? 泣いているの、私。
涙の感触を確かめようと目元に手をもっていこうとしたが、涙の感触を確かめる事は
できなかった。なにせ、八幡が私の腕ごとぐずつく私を優しく包み込むんだもの。
さすがの私も、健気にデートは待っていられても、
目の前まで迫ったキスの「待て」だけは我慢できないみたいね。
八幡「ほら、さ。雪乃は、さっきフライングで、俺の頬にキスしただろ?
だから、そのお返しっていうか、なんていうか。
まあ・・・、本番のキスは、デートに行ってからのほうがいいかなってさ」
八幡の衝撃すぎる告白に、私の肩がピクリと震えた。
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