過去ログ - やはり雪ノ下雪乃にはかなわない第二部(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている )
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黒猫
◆7XSzFA40w.
[saga]
2015/08/27(木) 06:13:39.95 ID:VmY0mOfo0
八幡「それってくつろげない気もするんですが」
陽乃「大丈夫よ。お父さんもお母さんも接客で忙しいから」
八幡「そういう意味ではないんですけどね」
あら、わかった? わざとはぐらかしたのだけれど、やっぱり八幡には通じないのよね。
だったら……。
陽乃「でも、八幡も家に来たのだから、八幡もお客さんに挨拶しないとね」
八幡「えっ? 俺がですか?」
陽乃「ええ、もちろん」
八幡「部外者の俺が出ていっても、ご迷惑なだけかと思うのですが」
陽乃「大丈夫よ。わたしのフィアンセって事にしておけば身内になるわ」
八幡「……えっと」
あら? 固まっちゃったのね。それもそうか。……そうだよね。
八幡「やっぱり知らない相手に会うと疲れるので、
ご実家に訪問するのはまたということでお願いします」
陽乃「まあいいわ」
八幡「ありがとうございます。……この季節ですから、
花火大会とかの打ち合わせとかですかね?」
陽乃「どうかしら? とくに聞いてはいないけど、雪乃ちゃんが言ってたのかしら?」
八幡「いや、さっき花火大会のポスターがあったので、なんとなくです」
陽乃「そっか。雪乃ちゃんちのそばでやる花火大会ももうすぐだったわね」
八幡「そうですね」
陽乃「今年はどうするのかしら?」
八幡「雪乃は、由比ヶ浜と見に行くらしいですよ。もうチケットも買ったみたいですし、
浴衣も今度見に行くとか言ってましたね」
陽乃「八幡は花火見に行かないの?」
八幡「俺は…………、俺は人混みが苦手なのと、暑いのが苦手なので、
今年も遠慮させてもらおうかなと、思ってます」
陽乃「……そう。そっか。じゃあ、今年も静かに見る予定なんだ」
八幡「ええ、まあ、部屋から花火見えますからね。部屋から見えるのにわざわざ外に
出て、しかもチケットを買って見に行きたいなんて思いませんよ」
陽乃「そうね。今年も静かに見られるといいわね」
八幡「…………そうですね」
これ以上わたしたちの会話は続く事はなかった。
もともと八幡から話しかけてくることなんてまれだし、
わたしも無駄に話を引き延ばしたいタイプでもない。
ただ黙って二人でいるのも嫌いではないし、むしろその沈黙さえも微笑ましく思えてしまう。
だけど、今わたしたちの間にある沈黙は、
これ以上の言葉を紡げないでいるだけだって、私も比企谷君も理解していた。
ようやく監視という名の拷問から解放された俺は、
陽乃さんに腕をひかれるまま自宅マンションへと向かっていった。
太陽はまだまだ輝き足りないとほざき、西日が容赦なく俺達を焦がそうとする。
もう十分すぎるほど頑張ったから、とっとと海に沈んで欲しいほどなのに、
俺の儚い願いは叶う事はないのだろう。
もうね、サマータイムや朝型勤務が話題に上るようになってきたのだから、
太陽さんも働きすぎないで夕方になったら早く仕事を切り上げるべきだよな。むしろ推奨。
日本人以上に仕事大好きな太陽さんって、俺には理解できんな。
とまあ、どうしようもない事を考え現実逃避をしようと、暑っ苦しいのに陽乃さんの
胸に抱きかかえられた俺の腕は、文句を言わずになされるままその恩恵を受け取っていた。
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