過去ログ - 教師「お前は一体どうしたいんだ!」 少女「私は……」
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174:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/10/18(土) 23:15:01.14 ID:vZwhEvqJ0
乙です。
さらに追い詰められる教師に救いがあるのか。楽しみです。


175:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/10/19(日) 14:21:23.85 ID:SEgTcHzDO

救いはあるのか……?

教員を目指す俺には鬱にしかならないな


176:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/11/05(水) 01:29:31.86 ID:++gmhmJk0
最近だめだ

もうしばらく放置かな


177:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/11/05(水) 07:49:10.60 ID:URNT+IMC0
落とさなければいい


178:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/09(日) 10:29:37.39 ID:+3BGlNmE0
投下行くよー


179:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/09(日) 10:30:51.21 ID:+3BGlNmE0
翌日以降、教師の教える授業は完全に破綻してしまった。
宿題の放棄などはまだ生易しい。授業中に当たり前のように騒ぐ、立ち歩く、人目をはばからず飲食する。勝手に席を移っていることもある。
教師の授業だけは無断で欠席しておいて、前後の授業はちゃんと出席する、という生徒まで出る始末だった。

ただし、彼らの反抗は、教師に対する積極的な攻勢という方向には向いていなかった。
以下略



180:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/09(日) 10:31:37.30 ID:+3BGlNmE0
しかし、教師には頼れる誰かなどいない。
教頭も主任も校長も、教師と生徒の関係をぶち壊しにした共犯者なのだ。
窮地に立つ教師に救いの手を差し伸べてくれるわけがない。

それでも、もしかしたら事態の重大さを理解してくれるかもしれない。
以下略



181:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/09(日) 10:32:10.94 ID:+3BGlNmE0
浮き足立つ同僚に、教師は冷ややかな目を向けていた。自分たちの行いがこの災いを招き寄せたというのに、そんなこともわからないのかと思った。

そもそも生徒というものは、学校に対して、大なり小なり恨みを抱いているものなのだから。
教育の美名の下に自分を管理しようとするものに反感を感じずにはいられないだろう。暴発の火種はそこここに満ちている。だからこそ教員は、彼らの鬱屈を正しい方向に導き、道を踏み外さないよう見守らなければならない。

以下略



182:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/09(日) 10:32:47.27 ID:+3BGlNmE0
――実際、舞台は整えられつつあった。日曜日を臨時休校として一切の学校活動を停止し、緊急職員会議が行われることになったのである。
簡単な伝達は職員室で行われるが、重大案件の職員会議は会議室で行われるのが通例らしい。教師が着任して以来、はじめてのことだった。

それだけ彼らも焦っているのだ。些末な諍いに囚われず、本気で問題解決に取り組もうとしている表れだと、少し安堵している自分がいた。
彼らにも教員としての自覚が残っていたのだと思うと嬉しかった。
以下略



183:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/09(日) 10:33:41.52 ID:+3BGlNmE0
だがそれも終わりだ。さすがに会議前を捕まえれば、資料を渡すのを嫌がる口実はあるまい。
教師は職員室の扉を開けた。

教師を迎えたのはむっと篭もった蒸し暑さだった。空調を確認するが、冷房が点いていない。しかもデスクのパソコンはひとつも立ち上がっていない。資料を準備している形跡はどこにもなかった。
物音の絶えた室内を教師は見渡した。ブラインドの隙間から日差しを洩らすだけの薄暗い部屋は奇妙に静かだった。
以下略



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