過去ログ - 猫耳パーカーとフーセンガム
1- 20
37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/18(水) 20:32:40.99 ID:OIe+ZWtGo
……誰、ですか?

僕の返答に、女の子は呆気に取られた表情で固まる。
そんなに変な事を言っただろうか?と首を傾げた僕の視線、斜め下の辺りに見たことのある猫の姿。

「……せっかく会いに来てやったっていうのに……!」

僕の大好きな猫みたいな声が、目の前の女の子から発せられて、それに合わせて猫が飛び上がった。
そんな猫を僕は胸で受け止めて、河川敷の上に転がる。
久しぶりの再会に、ゴロゴロと喉を鳴らす猫を撫でながら女の子……いや、少女を見上げる。
もう少し年下と思っていたが、まさか先輩後輩ぐらいしか歳の差が無いとは。

「……遅くなってゴメン」

少ししおらしい表情の少女もまた可愛くて、そのままにしておこうかと思ったが、流石に可愛そうなので僕は笑いながら

別に?一年ちょっとぐらいさ

とだけ返した。
少女が今まで何をしていたかとか、そういうのが気にならないわけではないが、今は会えた事がただ嬉しい。

ガム、膨らませるの上手くなったんだよ

「……そっか」

食べる?ガム

「……うん、貰う」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
50Res/24.54 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice