過去ログ - 猫耳パーカーとフーセンガム
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6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/18(水) 02:28:15.01 ID:OIe+ZWtGo
「……」

やぁ、元気?

また出会えるとは思っていなかったので、出来るだけ平静を装いながら声を掛ける僕。
もしかしたらもう一度会えるかも、と帰路をこちらメインにしてみたのだ。
昨日今日の事なので、警戒されて現れないかと思っていたら、あの声が聞こえたのだ。
正直、嬉しい。

「……また来たの、あんた」

「ニャー」

僕が胡坐をかいて座ると、猫がそこにぴょこんっと飛び乗る。
前回の件でてっきり嫌われていると思っていたが、少なくとも猫には好かれているらしい。

「……」

そんな猫を一瞥し、僕に恨めしそうな視線を向ける少女。
僕としては、そんな顔をされると実に悲しいので

こっち来て、撫でてあげたら?

昨日はそうしてたのに、と声を続けようかと思ったが、今の少女の機嫌を考えると藪蛇になりかねないので黙っておく。


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