過去ログ - P「最近貴音がよそよそしい…」
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39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/07/09(水) 11:34:14.57 ID:Fl7+HnOB0
「今日、貴音の家に行ってみます」

幸い、というべきか、今日の貴音は仕事がない。

それは本人も知っていたはずだが、頭が回らないほど疲れていたと考えるべきか。
以下略



40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/07/09(水) 11:34:42.05 ID:Fl7+HnOB0
インターホンを押すとすぐにドアを開けてくれた。

「どうぞ」

「ああ、お邪魔します」
以下略



41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/07/09(水) 11:35:27.94 ID:Fl7+HnOB0
服だ。服がないのだ。おそらくあの押入れに置いてあるのだろう。

ダンボール箱は服を入れるには小さすぎる。

テーブルの上に見舞いのゴージャスセレブプリンを置くと
以下略



42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/07/09(水) 11:35:54.49 ID:Fl7+HnOB0
「飲み物をとってきます」

「ああ、いいって。具合悪いんだろ? お構いなく」

「そのようなわけにはいきません。客人に何も出さないというのは」
以下略



43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/07/09(水) 11:36:21.40 ID:Fl7+HnOB0
「それで貴音…」

「今日体調を崩したのは昨日のこととは関係ありません」

そのセリフには作為を感じた。あらかじめ決めておいた言葉を発したようなトーン。
以下略



44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/07/09(水) 11:37:48.09 ID:Fl7+HnOB0
「なあ貴音、何か悩んでいるんじゃないのか? なんでも」

「言ったってわかりません。 おそらく誰も共感してくれないでしょう」

冷たい声音が聞こえ、俺は何も言い返せなかった。
以下略



45:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/07/09(水) 11:39:16.83 ID:Fl7+HnOB0
「僕より黒男のほうが有意義なアドバイスができるんじゃないかい」

俺が黙っていると手塚は否定と受け取ったらしい。

「そうだ。知り合いにいい精神科医がいる。変わった奴だが腕は保証する。伊良部っていうんだが」
以下略



46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/07/09(水) 11:40:16.00 ID:Fl7+HnOB0
俺と本屋で会った時の貴音。響から聞いた最近の貴音。

男のセリフとは関連がないと言うが本当か。否。

思い出してみれば見舞いに行くと電話を入れたときもおかしかった。
以下略



47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/07/09(水) 11:41:13.74 ID:Fl7+HnOB0
問題は俺の考えをどう伝えるか。それをいつやるかだ。

いつやるか、の点では数日たってからでいいだろう。貴音だって落ち着きたいだろうし。


以下略



48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/07/09(水) 11:41:51.78 ID:Fl7+HnOB0
俺がする話は、精神状態が乱れていてはまともに聞けないだろう。

本心を言い当てられるのは気分の良いものではないからだ。

事務所で貴音が一人になるところを見計らい、数日後に話があると伝えた。
以下略



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