過去ログ - 琴石なる17歳「先生が島に帰って来ました」【ばらかもん】
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2: ◆Sw0r5AFPRM[saga]
2014/07/10(木) 18:51:50.59 ID:jHnrlzaQ0


なる「せんせぇー、お帰り!」

半田「おお、久しぶりだな、なる」
以下略



3: ◆Sw0r5AFPRM[saga]
2014/07/10(木) 18:52:41.23 ID:jHnrlzaQ0


なる「冗談だよ冗談」

半田「あの二人の影響か? 全くお前らは……」
以下略



4: ◆Sw0r5AFPRM[saga]
2014/07/10(木) 18:53:24.73 ID:jHnrlzaQ0

 素直に謝った時、先生はすぐに許してくれて、ああ謝ってよかったなあと心の底から思った。その後、何故先生がわたしにも謝って来たのかは、その時は全然分からなかったけど。先生の言葉の意味が、本当の意味で分かって来たのは、それからずっとずっと後のこと。
 
 思えば、先生はいつもわたしたちと同じ目線で話してくれていた。

以下略



5: ◆Sw0r5AFPRM[saga]
2014/07/10(木) 18:54:06.90 ID:jHnrlzaQ0

 あの時かもしれない。本当に、先生のことが『好き』だと思ったのは。
 
 出会ってからずっと、先生のことを大好きだと思ってたし、何度もそう言ってた。けれど、それは学校の先生を好きだと言うのと同じように、身近に居る『大人』への憧れでもあったから。勿論、先生に感じていた好きも、それと同じだと思ってた。

以下略



6: ◆Sw0r5AFPRM[saga]
2014/07/10(木) 18:55:03.28 ID:jHnrlzaQ0

なる「先生はどうして書道家になったの?」

半田「どうしてって……そりゃあ書道家『半田清明』の息子として生まれた以上は、こうなることは決まってたみたいなもんだしな」

以下略



7: ◆Sw0r5AFPRM[saga]
2014/07/10(木) 18:55:49.15 ID:jHnrlzaQ0

 そう言ってぽすん、と先生に寄り掛かる。先生は先生で、わたしの体重を横に受けたまま、てきぱきとお仕事の道具を出して行く。こうして、仄かにする墨汁の香りと、先生の匂いに包まれる時間は幸福かもしれない。
 昨日はあまり眠れなかったからか、途端にうつらうつらと舟を漕ぎそうになってしまい、頬をぺちんと叩く。

 不思議だな。また先生と会えると聞いた時は、ドキドキして眠れなかったのに、こうして先生とピッタリくっ付いている時は、心臓がドキドキするのと同時に、心が安らぐんだから。
以下略



8: ◆Sw0r5AFPRM[saga]
2014/07/10(木) 18:56:22.93 ID:jHnrlzaQ0

半田「前はタックルかまして大人三人海に落としてくるような奴だったからなぁ。あの頃を思えば随分おしとやかになったもんだ」

なる「だって……」

以下略



9: ◆Sw0r5AFPRM[saga]
2014/07/10(木) 18:56:53.05 ID:jHnrlzaQ0

なる「……先生はさ、おしとやかな子の方が好き?」

 そう自分で訊いて、次の瞬間顔が赤くなった。何を訊いてるの、わたし!

以下略



10: ◆Sw0r5AFPRM[saga]
2014/07/10(木) 18:57:22.31 ID:jHnrlzaQ0

 この朴念仁! なんでそこで『母さん』が一番に出てくるんだろう。そういえば、持ってる宝物ってたしかどっかの歴史上の人物の絵だったような……。ああ、駄目だ、やっぱりこの人書道のことしか見えてないや。

 ……けど、それでも、先生の魅力に気がついている人はわたしだけじゃない。先生は、わたしなんかよりも、もっと、ずっと広い世界に生きている。だからこそ、いつ、他の誰かが、わたしの知らない所で先生を取ってしまうか分からない。
 
以下略



11: ◆Sw0r5AFPRM[saga]
2014/07/10(木) 18:57:49.83 ID:jHnrlzaQ0

 ――あなたの中で、たった一つだけの『大切』には、なれませんか?

 他の誰と同じではなく、他の誰よりも大切と言える、あなただけの人に。

以下略



12: ◆Sw0r5AFPRM[saga]
2014/07/10(木) 18:58:34.56 ID:jHnrlzaQ0

なる「そういえば、ヒロシは?」

半田「ああ、折角帰って来たんだからってメシ作ってくれるみたいだ。アイツも久々に帰って来たらしいから悪いって言ったんだけどな。まあ好意には甘えることにした」

以下略



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