過去ログ - エリカ「あなたが勝つって、信じていますから」
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197:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/31(木) 23:11:06.26 ID:j48OEh5L0
「サカキ……お前、また部下のポケモンか」

「ジムリーダーと同じさ。君のバッジの個数に合わせて戦力を整えた。だが今回は特別に、部下のポケモンを突破した後、私の本気の一匹が控えている。言い訳はしないさ。私の今の手持ちを倒すことができれば、ヤマブキシティからロケット団は撤退しよう」

「その言葉、忘れるな! ギャラドス、かみつく!」

「ガルーラ、かみつく」

タマムシと同じ。ギャラドスがガルーラの肩、ガルーラがギャラドスの首にかみつきあう。

「ギャラドス、バブルこうせん!」

「ほう?」

ギャラドスはそのままかみついたままうなり、口内からバブルこうせんを発射する。ガルーラは肩に痛撃をくらい思わず口を離し、バブルこうせんによって壁にたたきつけられた。

社長室の壁が崩れ、廊下があらわになる。

(思い切りがいいな。読みも悪くない。短い間でいい経験をしたようだ)

「ギャラドス、たたきつける!」

「ガルーラ、れんぞくパンチ」

しかしガルーラの猛攻は激しく、レッドはギャラドスが不利と見るやすぐにフシギソウに切り替え、しびれごなでガルーラの足を止めにかかる。

今度はサカキがすぐにガルーラを引っ込めて、ニドリーノでフシギソウを相手に時間を稼ぐ。

一進一退の攻防。プロリーグと比べ扱っているポケモンのレベルは双方少し足りないが、ポケモンとの連携、戦術、思考スピードは遜色ない程であることを、ナツメはひしひしと感じていた。

(あのサカキと戦術で渡り合ってる……!? レッドのポケモンの扱い方は、既に全国のトレーナーと比べても一線を画している。だけど……私の予知は……)

ナツメの脳裏に写る予知の光景、レッドとその配下のポケモン達が倒れ、サカキが無感動にそれを眺めている。レッドがどれだけ素晴らしい戦いを見せようとも、ナツメがどんな行動を取ろうとも、変わらない未来。

(私に……なにができるの……?)

「フシギソウ、つるのむち!」


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