過去ログ - めう「お嬢様めうめうと執事ひなひな」
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27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/07/16(水) 00:34:18.04 ID:eVlFbbiuo
夏陽「えっと…電話線は……こう……」

山賊のアジトでは芽兎家に身代金を要求するため、夏陽が連絡手段を制作していました。
手紙では即効性に欠けるし、電話というものを試してみることにしました。
昔拾ったポータブル電話があったのでそれを試しているのですが、なかなか上手く繋がりません。
夏陽はどうにかしてこれで芽兎家に連絡しようとしていました。
めうはそんな彼女の後ろで転がされています。
そんな時、ぐう、とめうのお腹が鳴りました。

心菜「……食べる?いいけど、声、抑えてね」

心菜はめうの口をする、と解き、カニカマを差し出します。
めうは素直にもぐもぐとカニカマを咀嚼します。
案外悪くない味です。

夏陽「何してるのよここな、このカニカマはあたし達の大事な大事な……」

めう「ねえねえ」

夏陽「何よ!」

めうは電話が繋がらなくて苛立っている夏陽に向かって話しかけました。
案外彼女の目には恐怖は無いようです。

めう「なんでこんなところで暮らしてるめう?」

夏陽「はぁ?そりゃ、お金が無いからよ!あんたとは違って!」

めう「なんでないめう?」

夏陽「なんでって……そりゃ……」

夏陽は後に続ける言葉が思いつきませんでした。
彼女らは生まれた時から貧乏だったのです。


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