過去ログ - 【俺ガイル】 八幡「例えば、あり得たかもしれないそんな世界」
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12: ◆SnKC1m7x8.
2014/08/02(土) 16:58:19.70 ID:wtQIWKT/0


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愛すべき我が家に帰宅してからのことである。
俺は家族から、入学を祝う温かい言葉ではなく、小言を浴びせられていた。

「お兄ちゃん! あんなに早く家を出たのに式の途中に遅刻してくるってどういうことなのっ!? 小町もお母さんもめっちゃ恥ずかしかったんだからね!!」

「やむを得ない事情があったんだから仕方ないだろ。つーか今日はほんと疲れたから、もう寝させてくれ……」

そう言い捨て、小町と母の前からそそくさと退散し自室へ向かう。
疲れているのは本当のことなのですぐさまベットに倒れ込むが、色々なことがあったせいか目は冴えており眠れそうにない。
まぁ、まだ夕方だし仕方ないね。

寝るのをあきらめてゴロゴロしていると、思い出したくもないのに今朝の光景が蘇る。
あの鮮血を頭から追い払うためにも、違うことでも考えるとするか。
つっても、「あの高級車は一体どこの家のものだろう」とか、「あの少女はどうなったのだろう」とか、思い浮かぶのは事故に関係することばかりではあるのだが。



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