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2014/08/03(日) 02:40:49.99 ID:fJccHN/40
ぎゅーっ、ぐっ、ぐ……っ、
翠「は……っ、ふ……、ふぅ……っ」
ぎゅっ、ぎゅぎゅっ、ぎゅ……
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2014/08/03(日) 02:46:22.36 ID:fJccHN/40
その様子が映っている――はずなのですが。
ぎしっ、ぐっ、ぐぐぐ……っ、
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2014/08/03(日) 02:52:12.45 ID:fJccHN/40
ふと、後輩のからかい声が頭を掠めました。
翠(えっちな、こと……)
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2014/08/03(日) 09:03:54.13 ID:fJccHN/40
翌朝、私は目を擦りながら、再びレッスン場に足を踏み入れました。
すると、見知ったひとが既に一番乗りを果たしている事に気付き――我ながら些細なことですが――悔しさを覚えてしまいました。
そのようなことで、Pさんへの想いに傷が付くわけではないのに――少しだけ、自分が、許せない。
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2014/08/03(日) 09:10:15.78 ID:fJccHN/40
千秋「いつも思うのだけれど……翠さん、身体、やわらかいのね」
柔軟運動を始めて少しすると、隣の千秋さんが仰いました。
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2014/08/03(日) 09:15:10.60 ID:fJccHN/40
身体を前に倒して、床にいち早く到達する豊かな胸が、千秋さんの柔軟運動を邪魔しています。
翠「…………………」
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2014/08/03(日) 09:18:53.37 ID:fJccHN/40
段々と人が増えてきて、レッスンの時刻も近付いてきたので、私達も各々で調整することにしました。
そしてトレーナーさんが時計を気にし始めたころ、
27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/08/03(日) 10:58:30.79 ID:fJccHN/40
こうして私は、日々を慌ただしく、けれど、この上なく充実した心地で過ごしていました。
恵まれた境遇に感謝していました。
慈しむべき子がいて、尊重すべき友がいて、誇るべき方がいて――お慕いしているあのひとがいる。
28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/08/03(日) 11:04:16.54 ID:fJccHN/40
翠「お疲れ様です――ふう」
この日は、私のお仕事が予定よりも長引いてしまいました。
なので、Pさんの送迎をお受けすることが叶わず――そのせいか、私の中で重石のような疲労が、ずっしりとその存在を主張しているかのように感じられました。
29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/08/03(日) 11:06:46.67 ID:fJccHN/40
些細な異変でした。
合わせ鏡の様に立ち並んでいた寮の個室の扉。
そのうちのひとつが、ほんの僅かに開いている。
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2014/08/03(日) 11:11:59.46 ID:fJccHN/40
恐らくは声。それも悲鳴。
驚愕に喉が引き攣り、行き場を失った言葉が狼狽となって私の精神を掻き乱します。
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