過去ログ - 貴音「月光Cage」
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24: ◆u7jijUkfI.[saga]
2014/08/03(日) 22:19:11.16 ID:gz+5vwBbo
ひとまず車から降りて周囲を眺め見る。

田んぼや畑ばかりが目立つ。電柱の住所表示からここが目的地の暁月村であることには違いない。とりあえず誰か村の人に話を聞きたいところだが……

黒田「人口約1000人。三方を山に囲まれたさびれた村……そう聞いちゃあいたが、予想以上に寂しいところだな」
以下略



25: ◆u7jijUkfI.[saga]
2014/08/03(日) 22:21:26.24 ID:gz+5vwBbo
……かくして黒田としばらくの間、別行動を取ることになったわけだ。

仕方なく歩いて広場へと向かうことにする。

道のりの途中、焼き魚だろうか、食欲をそそられる匂いに導かれ定食屋へと立ち寄ることにする。
以下略



26: ◆u7jijUkfI.[saga]
2014/08/03(日) 22:23:09.11 ID:gz+5vwBbo
――折角なのでこの村について話を聞きたいと思い、相席させてもらう。

料理を待つ間、互いに自己紹介をした。

三人は大学で同じゼミをとっている間柄で、今回は教授に連れられ民俗学の研究のためこの村にやってきているのだという。
以下略



27: ◆u7jijUkfI.[saga]
2014/08/03(日) 22:25:43.21 ID:gz+5vwBbo
P「勘違いしてるようだけど、その四条家がうちのアイドルである四条貴音と関係があるかっていうのは、俺にもまだわからないんだ。それを確かめにきたっていうのが正しい」

青山「はぁ、そうなんすか……それにしても知らなかったな。まさか四条貴音が失踪だなんて……」

P「あ、今の話はくれぐれも他言無用に頼むよ」
以下略



28: ◆u7jijUkfI.[saga]
2014/08/03(日) 22:27:10.86 ID:gz+5vwBbo
P「それって、こう……銀色の髪をした女の子ですか?」

店員「ええ! 四条様のところの貴音お嬢様でしょう? 一週間ほど前に村にお戻りになられたんですよ」

P「はぁ、貴音お嬢様……」
以下略



29: ◆u7jijUkfI.[saga]
2014/08/03(日) 22:32:32.71 ID:gz+5vwBbo
朝、家を出る時にパンを一枚胃の中に入れたっきりで空腹だったせいもあり、あっという間に完食してしまった。

白河「……ところで、おばちゃん」

白河くんが切り出した。
以下略



30: ◆u7jijUkfI.[saga]
2014/08/03(日) 22:37:09.56 ID:gz+5vwBbo
P「霊能力って……そんなまさか」

本気で言っているのか? テレビの特番じゃないんだぞ?

店員「お客さん」
以下略



31: ◆u7jijUkfI.[saga]
2014/08/03(日) 22:38:28.98 ID:gz+5vwBbo
朱袮「え、ええと……あ、そうだ!」

微妙に緊張した空気を変えようとしてくれたのか、変に明るい声で朱袮さんが言った。

朱袮「そういえばこの村には、神宿りの方たちだけじゃなくて、他にも村のまとめ役をしてる人たちがいるんでしたよね?」
以下略



32: ◆u7jijUkfI.[saga]
2014/08/03(日) 22:42:45.24 ID:gz+5vwBbo
勘定を済ませ店から出る。

しかし、あの店員さんの話からすると、俺一人で四条家に向かったところで会わせてもらえるかはなんとも微妙だな……。

もしかしたら、怪しい者扱いされて門前払いということもあり得る。
以下略



33: ◆u7jijUkfI.[saga]
2014/08/03(日) 22:48:19.19 ID:gz+5vwBbo
広場には既に人が集まり始めており、それぞれ祭りの準備に追われているようだった。

入り口には『十年祭』と大きく書かれた木の門が建っている。

白河「――十年祭というのは文字通り、この村で10年に一度行われる祭りです」
以下略



34: ◆u7jijUkfI.[saga]
2014/08/03(日) 22:49:30.63 ID:gz+5vwBbo
P「浄めの儀式? それはなにをするんだい?」

白河「あー……」

P「どうかした?」
以下略



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