過去ログ - ダンガンライブ! 希望の学園と絶望のスクールアイドル
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37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/08/12(火) 14:29:12.49 ID:abRPRMlY0
「そうと決まったら、さっさと探索しましょ。何か珍しいものでもあるかもしれないし」

「ちょっと待って、にこ。その前に聞きたいことがあるのだけれど」

 意気揚々と体育館出口に向かうにこを、絵里が呼び止める。何事かと振り向くにこに、絵里は自らの電子生徒手帳を操作し、画面を見せる。

 画面には、証明写真のよう四角く切り取られた絵里の胸から上の写真と、名前、生年月日、学年、身長が浮かんでいる。体重が載っていないのは、モノクマの最低限の情けなのだろうか。しかし何より目を引いたのは、名前の欄の上に書かれた『超スクールアイドル級の生徒会長』という称号であった。

 これが先程モノクマが言っていた、超スクールアイドル級の才能なのであろう。しかし、生徒会長というのは才能なのだろうかと少々訝しんだが、よくよく思い出してみれば舞園さやかに関連して希望ヶ峰学園を調べている時に、超高校級の生徒会長や超高校級の風紀委員、果てには超高校級の妹というもはや才能でも何でもなさそうな人まで居たような気がする。ならばそういうものなのだろうと、にこは納得した。

「私は生徒会長って才能だったけど……にこは?」

「ちなみにウチは『超スクールアイドル級の占い師』やったよ」

 生徒会長に占い師。言われてみれば確かに、絵里はきびきびと指示を出したり何かを纏める力に長けており、生徒会長の才能があるような気がする。希の占いも三割は当たると評判である。

 と、なると自分の才能が気になってくる。超スクールアイドル級の小悪魔だろうか、超スクールアイドル級の可愛さだろうか、はたまた超スクールアイドル級のアイドルだった日には宇宙一アイドルの夢もそう遠くない。


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