過去ログ - 絵里「遠くの親類より近くの他人」
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32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage saga]
2014/08/18(月) 08:11:57.53 ID:rARV+jsx0
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真姫は悪意に敏感だ。
表面はどう取り繕っていても、そこに悪意が潜んでいれば見抜ける自信があった。
33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage saga]
2014/08/18(月) 08:13:38.65 ID:rARV+jsx0
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真姫は悪意に敏感だ。
表面はどう取り繕っていても、そこに悪意が潜んでいれば見抜ける自信があった。
34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage saga]
2014/08/18(月) 08:15:39.75 ID:rARV+jsx0
あれ、成功してたのか
>>33は見なかったことにしてください
35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage saga]
2014/08/18(月) 08:21:30.17 ID:rARV+jsx0
それは真姫の人生の認識を変えかねないほどの衝撃だった。
もしもこの二人の好意に打算が含まれていようと、これほど好かれているなら別にいいのではないか。
キャバクラ通いを辞められないサラリーマンの気持ちがわかった気がした。
36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage saga]
2014/08/18(月) 08:25:19.69 ID:rARV+jsx0
「こッ……これはいったいどういうことですか!」
声に振り向けば、海未が鼻をティッシュで押さえながらわなわなと震えている。
自分にべったりだと思っていたペットが、あっさりと他人に懐いているのを見た飼い主はあんな顔をするのか。
37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage saga]
2014/08/18(月) 08:32:56.85 ID:rARV+jsx0
「大変! 大変なの!」
そこに、耳慣れた脳トロボイスが飛び込んでくる。
随分急いできたのか可愛らしい服はじっとりと汗でにじんでおりところどころ透けている。
スピリチュアル助平魔人がいたら真っ先に餌食になっていただろう姿だ。
38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage saga]
2014/08/18(月) 08:39:14.57 ID:rARV+jsx0
【幕間】
「だいたい何食べたらこんなに育つのよ」
39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/08/18(月) 08:44:13.35 ID:JMnKpoca0
うっひょー!
40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage saga]
2014/08/18(月) 08:47:36.88 ID:rARV+jsx0
▼
終わりは唐突だった。
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2014/08/18(月) 08:55:08.35 ID:rARV+jsx0
「起きて、起きてよ」
いくつもの思い出が頭の中を過ぎる。
命の重さを初めて腕に感じた出会い。
なかなか言うことを聞いてくれず躾に悪戦苦闘した日々。
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2014/08/18(月) 08:59:45.50 ID:rARV+jsx0
ぴんぽーん。
ドアベルが静かな部屋に来客の存在を知らせる。
気が付けば、いつの間にか部屋には西日が差しこんでいた。
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