11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/08/25(月) 23:23:09.99 ID:a0vD3TbJ0
私は母を食卓へと向かわせて、以前作ったてるてる坊主を母の元へ持って行った。
「実はね、もう作ってあるんだ」
「あら、素敵」
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/08/25(月) 23:34:26.79 ID:a0vD3TbJ0
「もう食べてても良かったのに」
「いいのよ、あら、卓郎さんがいないわね」
「お父さんは、もうすぐ帰るって」
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/25(月) 23:35:05.23 ID:a0vD3TbJ0
きょうはここまで
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/08/26(火) 00:28:09.00 ID:MNV7hfsFo
また初っ端かなハードな…
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/08/27(水) 21:57:42.86 ID:q0cIlhBN0
父は帰って来ない。先月、大腸ガンで亡くなった。詳しいことは分からないが、気が付いた時には転移が進んでいたのだ。
見つかったその日に、すぐ山3つ越えた隣の市にあるガンセンターへ入院して、そのままこの街へ戻っては来なかった。
「みどりちゃん、学校は最近どう?」
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/08/27(水) 22:06:09.51 ID:q0cIlhBN0
母の楽しみは、私の話を聞くこと。
ショッピングへ行くこと。
ご近所さんと井戸端会議をすること。
夜に、父の帰りを待つこと。
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/08/27(水) 22:16:46.68 ID:q0cIlhBN0
不思議なことに、母は朝になると記憶が戻る。
二人分の朝食を作り、仏壇の湯のみに入れる緑茶を何よりも先に淹れるのだ。
叔母や叔父も最初、母を入院させた方が良いと言っていたのだが、
母の異常な言動は夕方から夜にかけてだけだったので、様子見ということになった。
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/08/27(水) 22:31:47.28 ID:q0cIlhBN0
朝、私はいつもより早めに家を出た。
昨日の夜よりも多少気落ちしている母に見送られて、私は高校へと向かう前に、人気の少ない朝の公園へと向かう。
スカートのポケットには一枚の手紙。送り主は一つ下の1年生だ。
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/08/27(水) 22:37:46.17 ID:q0cIlhBN0
『こうですか』
「ええ、そうです。もっと揉みしだいて」
『はッ……い』
20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/08/27(水) 22:44:21.04 ID:q0cIlhBN0
「もう、十分濡れましたね。入れて欲しいですか?」
『はい、はい、はいッ……いれて下さい』
「素直な子は好きです。では、5本の指全て突っ込みなさい」
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/08/27(水) 22:55:22.03 ID:q0cIlhBN0
と、ドンドン! と音がした。
『いつまで、トイレ使ってるんだ! 早く、出てくれ!』
『んあッ?!』
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