38:オータ ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2014/08/25(月) 23:50:00.87 ID:HDd5UF4lO
俺はキョガクについて、話をふった。
「そうですね。
風邪やインフルエンザの時なんかは、よく来ていただいていました。
なのに、あんなことになるとは……」
39:オータ ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2014/08/25(月) 23:52:50.52 ID:HDd5UF4lO
「息子さんは8才の頃に亡くされたそうです」
「8才ですか。随分と早いですね」
「戦禍に巻き込まれたのだと聞きました。
40:オータ ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2014/08/25(月) 23:54:17.59 ID:HDd5UF4lO
今日はなんとか手持ちの金で収まったが、明日以降はどうなるか分からない。
情報収集がてら、とりあえずツテを頼ろうと布団の中で決めた。
41:オータ ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2014/08/25(月) 23:56:24.59 ID:HDd5UF4lO
それから数時間後、宿屋から出た俺は、数キロ離れたパチンコ店を目指すことにした。
簡単な地図を辿りながら、初めて通る道の先に、見慣れた建物が見えてきた。
42:オータ ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2014/08/25(月) 23:59:04.99 ID:HDd5UF4lO
「いつもだったら、こんな面倒なことには関わらないのだけど」
アナタだから特別よ、と女は言った。
43:オータ ◆aTPuZgTcsQ
2014/08/26(火) 00:02:57.68 ID:57lCD6A/O
>>41
ついてきた、じゃなくて、ついてきて、です。
すいません……
44:オータ ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2014/08/26(火) 00:04:55.72 ID:57lCD6A/O
次にドウタクの書類に目を通す。
話に聞いていた内容とは違い、俺は情報屋の方を見た。
45:オータ ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2014/08/26(火) 00:07:39.50 ID:57lCD6A/O
『吸収された丑三つ隠れと、木の葉隠れの人身売買を暴露した本。
はたけサクモとはやがねキョガクについての記述あり。
出版は逢魔ヶ隠れなどから』
そこで情報は止まっていた。
46:オータ ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2014/08/26(火) 00:09:19.87 ID:57lCD6A/O
あの本の作者について、彼女にたずねた。
「本の作者は誰か分からないのか?」
「あれ、書いてない?」
47:オータ ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2014/08/26(火) 00:10:54.71 ID:57lCD6A/O
彼女はタバコを踏み潰して、俺をちらりと見た。
「それにしても、センスのない服ね」
48:オータ ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2014/08/26(火) 00:13:38.48 ID:57lCD6A/O
木の葉に忍び込まなければいけないなんて、なんとも情けないが、見慣れた門の近くまで到着してしまった。
結界は暗部の暗号を使って突破すれば、なんとかなるだろう。
俺は暗部の姿に変化して、里に侵入した。
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