過去ログ - 律「澪と寄り道して帰る話」
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59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/30(土) 22:19:17.51 ID:Gqx9SXLWo


  ◆  ◆  ◆

 まだ眠いの、と聞かれて顔を上げたら自分と目が合った。
以下略



60:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/30(土) 22:21:30.96 ID:Gqx9SXLWo

 わあ、よく見える、と
 澪が窓の外を見下ろしていた。

 組んでた腕を上げて垂れた髪を耳に流す姿と、
以下略



61:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/30(土) 22:23:45.46 ID:Gqx9SXLWo

「だって、覗き見ってさ、悪いことじゃん。たぶん」

 言いながら頭をなでる手を外したくなった。
 でも私は目をつむったまま、首を澪に近づけるばかりだ。
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62:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/30(土) 22:25:59.50 ID:Gqx9SXLWo

 こっちおいで、と言われて二人してソファー側に座る。

「大丈夫、みんな寝てるよ」

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63:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/30(土) 22:28:12.93 ID:Gqx9SXLWo

 どこが、ときくと、だって今日って日曜の朝じゃん、
 と返された。

 軽いどや顔で見せつけられたプレイヤーの画面には、
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64:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/30(土) 22:30:26.35 ID:Gqx9SXLWo

「そうだよ。明日は月曜だ」

 口に出した覚えもないのに澪が返す。
 軽い寝ぼけ頭と照明と朝の光のまぶしさのせいで、
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65:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/30(土) 22:32:39.78 ID:Gqx9SXLWo

「ヒスグラのこと?」

 黙ってると、勝手に澪がしゃべりはじめた。

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66:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/30(土) 22:34:53.17 ID:Gqx9SXLWo

「うわ、これ懐かしい。律にだまされて買ったやつだ」

 捨てそびれたレシート、紙のがさがさいう音。
 声の温度がゆがんだ眉とあの唇とを思い出させた。
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67:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/30(土) 22:37:06.65 ID:Gqx9SXLWo

 ケータイのカメラを使いすぎて
 駅のニューデイズで買った充電パックとか、

 電車に集団で乗ってきた同い年くらいのJKたちの方言に
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68:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/30(土) 22:39:20.17 ID:Gqx9SXLWo

「ああこれ! やっぱ水上バス乗っとけばよかった」

 ったく、観光じゃねえだろ。
 わらいそうになった頬を見せたくなくて膝に押しつけたら、
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