過去ログ - 提督「心から愛しい羽黒に捧ぐ。」
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19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/07(日) 20:08:02.16 ID:wKOPEMqDo
「私達は羽黒が轟沈したなどと思ってはいません! 彼女が生きているのなら奇跡でも偶然でもいいんです!! 栄えある『第一艦隊』の希望を笑わないでください!!」
その言葉に私はたまらず霧島の瞳を見つめた。
メガネの奥の彼女の瞳は潤んでいた。
軍艦行進曲のレコードは終わる。
「……そうだなぁ。信じてみるか、『奇跡』という奴を」
霧島が手を離すと私は両足で立ち上がる。
霧島は涙を拭い私の瞳を見つめていた。
レコードを交換し、私は伝令用マイクのスイッチを入れた。
レコードからは「愛国行進曲」のメロディが流れる。
「前戯をしてくれ。マイクチェックを頼む、霧島」
私の戯れに霧島は顔を赤らめ、咳払いを落としてからマイクチェックを行う。
そんな彼女をけらけらと笑いながら、私も咳払いを落としてマイクに叫ぶ。
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