過去ログ - 提督「心から愛しい羽黒に捧ぐ。」
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72:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/05(水) 06:24:33.80 ID:uzw6DcMuo
「じゃあカラオケ大会がいいわ。私たちと提督が歌えば盛り上がるでしょう?」

 隼鷹とのやり取りが面白かったのか陸奥がくすくすと笑いながら言う。

「待て、私が歌うのか?」
以下略



73:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/05(水) 06:26:01.47 ID:uzw6DcMuo
「あ、あの……」

 遠慮がちに声が上がる。

「羽黒、どうした?」
以下略



74:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/05(水) 06:28:18.92 ID:uzw6DcMuo
「私たちのお仕事紹介なんて、いいと思います。住民の皆さんはきっと、私たちが鎮守府や海で何をしているのか知らないでしょうから」

 おどおどとしながら、遠慮がちに羽黒は言う。

「鋭いところに気付いたねー羽黒ちゃん。よし、決定」
以下略



75:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/11/05(水) 06:58:17.12 ID:6ynSTNQPo
国民の理解を得るのも、軍の大事なお仕事だからね。
旧日本軍も修学旅行や婦人社会見学会を受け入れて、物販や艦艇の観覧・体験乗船なんかをしてたし。
手を抜いちゃダメよ。


76:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage saga]
2014/11/05(水) 09:55:50.51 ID:maC4IkYS0
いまの自衛隊も航空ショーとか音楽会とか祭りとか色々やってるぞ


77:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/09(日) 18:49:34.62 ID:wETAC0oIo
 そして、幾許かの日が流れる。

 普段は民間人の立ち入らない我らが鎮守府には民間人があふれかえっている。

 老若男女が混ざり合い、様々な部隊の様々な催しを興味深げに見つめていた。
以下略



78:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/09(日) 18:51:51.71 ID:wETAC0oIo
「大盛況だな。信じられないが」

「えぇ、本当に」

 私の隣に立つ羽黒は感動したように言う。
以下略



79:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/09(日) 18:55:36.62 ID:wETAC0oIo
 私はその奇妙な一団へと大股に足を踏み出す。

 羽黒もその軍団に気付いたのか、警戒しながら私の後ろを歩む。

「……君たちは――あぁ、『あいつ』の指揮下の」
以下略



80:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/11(火) 22:30:04.09 ID:mocUJ7Spo
「……わかってはいるんです。私たちは『踏み出さなくてはいけない』、と」

 ぽつりと鳳翔がつぶやく。

 心を見透かされたようなそのセリフに、たまらず私の心臓は跳ねた。
以下略



81:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/11(火) 22:35:43.00 ID:mocUJ7Spo
「私は誤解していた。君たちがすっかりと正気を失ったのだと思っていた」

 震える声で私は言う。

 いつの間にか羽黒は私の服の裾をつかみ、おびえがちに彼女たちを見つめていた。
以下略



82:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/11(火) 22:41:12.11 ID:mocUJ7Spo
「し、司令官さん……」

 おびえたように羽黒は言う。

 私は彼女の髪を優しくなでながら言葉をつむぐ。
以下略



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