過去ログ - 草加雅人「アイちゃん虐待も、乾巧って奴の仕業なんだ」(グロ注意)
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◆I8wqPLe//o
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2014/09/13(土) 00:31:16.13 ID:m4MKaQmH0
その頃、菊地クリーニング店の庭。巧と雅人は、夜干ししていた洗濯物を一緒に取り込んでいた。
その間には沈黙が流れる。このふたりに話すことは何もない。
無理もないだろう。
このふたりの間には色々なことがあったのだ。
雅人が一方的に巧を憎んだことも、陥れたことも、あまつさえ殺そうと暗躍したこともある。
以下略
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◆I8wqPLe//o
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2014/09/13(土) 00:34:13.83 ID:m4MKaQmH0
その翌日だった。その日は快晴で暖かい日だった。
少しの遠くの公園まで愛車の洗車に行った雅人が、菊池クリーニング店へ帰ってきた。
店内に戻ると鍵がかかっていた。鍵を開けて中に入ると、誰もいなかった。
メモが残っていないか探してみると、真理は可愛らしい小さな文字で書き置きを残していた。
"草加くんへ。三時には帰ります。アイちゃんに気をつけてね★"
以下略
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◆I8wqPLe//o
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2014/09/13(土) 00:37:29.65 ID:m4MKaQmH0
目が覚めたアイちゃんは、いきなり雅人に高い高いをされていることに気づいた。
「さぁアイちゃん、パパでちゅよぉぉっ!」
雅人は媚を売るかのように笑顔で赤子に擦り寄る。だが、そのわざとらしさを、歪んだ笑顔の上に光る不気味な目つきに警戒したのか、赤子は振り向かない。
雅人はとりあえずアイちゃんを机の上にゆっくり下ろすと、いきなり真理の引き出しを開けた。その直後、赤子の足の柔肌を力の限りつねり始める。
「びえぇぇぇぇぇっっ! いっ、いたいっ!」
以下略
14
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◆I8wqPLe//o
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2014/09/13(土) 00:40:58.47 ID:m4MKaQmH0
「はぁ・・・。こんな事になるとは、ガッカリです・・・」
どこからか、いきなり亜久里が現れた。その突然の来訪にアイちゃんを含む全員が驚く。
その声は、アイちゃんがこれまで聞いた亜久里の声の中で、もっとも冷たい響きを放っていた。
「私はちゃんといい子にしてるよう言ったはずです。それなのに、こんなにご迷惑をおかけするとは・・・」
落胆の意を伝える。
以下略
15
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◆I8wqPLe//o
[saga]
2014/09/13(土) 00:44:42.66 ID:m4MKaQmH0
「申し訳ございません、このようなご迷惑をおかけしまして・・・」
亜久里は苦しげに真理へ頭を下げた。礼儀正しく、腰を直角に曲げたお辞儀だった。
「ううん・・・。亜久里ちゃんのせいじゃないよ。啓太郎には私から説明しとくからさ」
「はい・・・。本当に申し訳ありませんでした・・・」
その後、何度も何度も頭を下げ続けた後、落ち込んで亜久里は帰っていった。
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16
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◆I8wqPLe//o
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2014/09/13(土) 00:46:08.51 ID:m4MKaQmH0
その頃、アイちゃんは一人で河原を飛んでいた。
彼女は悲しかった。
まりにもあぐりにもきらわれた。
アイちゃんは悲しい悲しい気持ちでいっぱいだった。
以下略
17
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◆I8wqPLe//o
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2014/09/13(土) 00:48:17.33 ID:m4MKaQmH0
「きゅ、きゅぴぃぃ・・・!」
アイちゃんは恐怖を感じ、羽根を動かして逃げ出そうとする。だが、傷ついた翼では上手く飛べない。
飛ぼうとしては水たまりに落ち、弱った水鳥の如く泥水を散らすだけだった。
それでも彼女には逃げることしか考えられない。焦燥の念に駆られながら、なんとか空へと逃げようとした。
「いやぁ・・・、まなぁ・・・、たすけてぇ・・・!」
以下略
18
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◆I8wqPLe//o
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2014/09/13(土) 00:48:45.46 ID:m4MKaQmH0
「ホント、ブサイクだなぁ・・・、お前」
逃げようとする足を踏みつけ、雅人は言った。
「いやぁぁぁ!! いやぁぁぁっ!! やめてぇぇぇ!!!」
水たまりを這い歩きながら、アイちゃんは尚も逃げようとする。
「ふぅん・・・。じゃあ、ごめんなさいって、言ってくれるかなぁ?」と、雅人。
以下略
19
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◆I8wqPLe//o
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2014/09/13(土) 00:49:17.76 ID:m4MKaQmH0
「ピーピーうるさいなぁ・・・!」彼は足で彼女の背中を踏みつけた。
カイザギアの力は人間の体を超人化させる。無論、その足も強力な蹴りを発揮することが可能となるのだ。その足が無力な赤ん坊を踏めばどうなるだろうか?
「ぎゅぷぅ!!」
結果は火を見るよりも明らかだった。踏みつけの圧力でアイちゃんの内臓は潰れ、彼女は血と吐瀉物をまき散らす。
「ぴぃぴぃうるさいなぁ・・・!」
以下略
20
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◆I8wqPLe//o
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2014/09/13(土) 00:50:24.18 ID:m4MKaQmH0
だが、彼は後片付けをしなければならない。完璧主義者は、掃除もしっかり行うのだ。
「さぁて・・・、御片付けだ!」
カイザは近くに止めてあった彼の愛機・サイドバッシャーの上に騎乗する。そのまま、サイドバッシャーのパネルを操作した。
『Battle Mode』
ガイダンス音声が発せられた後、サイドバッシャーはサイドカー付きバイクの形態から大きく姿を変え、二本足で歩く巨大な機獣となった。
以下略
21
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◆I8wqPLe//o
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2014/09/13(土) 00:51:39.68 ID:m4MKaQmH0
機獣が血まみれの足を動かすと、押しつぶされたアイちゃんの身体が見えた。
雅人には、それは轢かれて死んだネコのように見えた。
顔は潰れ、眼球は飛び出し、脳漿があちこちに飛び出ていた。未発達の腸が飛び出て、地を這うミミズのようになった。
潰れた内蔵の破片が飛び散り、こぼれたマーブルチョコのように広がっていた。
あちこちに血が飛び散り、赤いカーペットを敷いていた。
以下略
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