過去ログ - 和「フランスより」咲「愛をこめて」
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110: ◆CU9nDGdStM[saga]
2014/11/28(金) 01:24:42.13 ID:rRVkEB150
咲「せっかくだし、和ちゃんのオススメでお願いしたいなぁって」

そう咲が切り返すと、和は怪訝な表情になった。

和「オススメ、ですか?」
以下略



111: ◆CU9nDGdStM[saga]
2014/11/28(金) 01:37:19.78 ID:rRVkEB150
石造りの橋を渡り、例の大きな教会を横目に真っ直ぐ進む。

巨大な長方形を二つ並べたような不思議な形の建物こそが、かの有名なノートルダム大聖堂であった。

和「今わたしたちがいるのがシテっていう小さな島です」
以下略



112: ◆CU9nDGdStM[saga]
2014/11/28(金) 01:43:53.21 ID:rRVkEB150
和「咲さんは、アレに近づいちゃダメです」

咲「どうして?危ないものには思えないけど……」

和「ダメッたらダメです。絶対に離れなくなっちゃうんですから……」
以下略



113: ◆CU9nDGdStM[saga]
2014/11/28(金) 01:49:25.15 ID:rRVkEB150
しばらく川沿いを歩いていたところで、ふいに和が方向を変えた。

斜めに入るやや細い道を進んでいけば、金とブロンズで出来たモニュメントが見えた。

これなら咲にもわかる――バスティーユ広場だ。
以下略



114: ◆CU9nDGdStM[saga]
2014/11/28(金) 01:52:18.26 ID:rRVkEB150
――くぅ

少し間抜けな音が聞こえたのはその時だった。

シーフードレストランらしき店頭で香ばしい匂いに気をとられていた咲が、ぱっとお腹を抑える。
以下略



115: ◆CU9nDGdStM[saga]
2014/11/28(金) 01:55:59.86 ID:rRVkEB150
元々の目的地である例の洋菓子店を通り過ぎて、和はひょいとある路地に入った。

咲は昨晩のことを思い出して一瞬身がすくむ。

その様子に気づいたのか、和が無言ですっと手を差し出してきた。
以下略



116: ◆CU9nDGdStM[saga]
2014/11/28(金) 02:01:53.97 ID:rRVkEB150
老人「Bonjour……oh,nodoka!」

出迎えてくれたのは柳のように細い老人だった。

ぱりっとした白いシャツに黒のギャルソンエプロンをきりりと締め、胸元は蝶ネクタイで決めている。
以下略



117: ◆CU9nDGdStM[saga]
2014/11/28(金) 02:08:49.57 ID:rRVkEB150
ウェイターに案内されたのは、奥の方にある席だった。

二人だというのにゆったりとした四人がけのテーブルである。

咲「明華さんもパリに住んでるんだね」
以下略



118: ◆CU9nDGdStM[saga]
2014/11/28(金) 02:09:51.40 ID:rRVkEB150
今回はここまでです。
次回はまた1ヶ月ほど開きます。


119:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/11/28(金) 02:22:06.83 ID:DhlHS81hO
乙です


120:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/11/28(金) 02:36:51.28 ID:Pt6nfyrcO
乙 やっぱり咲和は良い


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