過去ログ - 小鳥「月見て」あずさ「一杯」
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2: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/09/26(金) 23:02:05.46 ID:FvekZ5yd0

月明かりに照らされた事務所の屋上で、あずささんに声をかけられました。

「あ、はい。お団子もすすきもちゃんと飾りましたよ。ミニチェアも完備です!」

以下略



3: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/09/26(金) 23:02:44.90 ID:FvekZ5yd0

頬に右手を当て、あずささんは嬉しそうにしています。
左手には、何か縦に長い箱のようなものを抱えていました。
一体何でしょう……?

以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/09/26(金) 23:05:31.77 ID:813kThQhO
名酒鳥殺し


5: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/09/26(金) 23:09:12.43 ID:FvekZ5yd0

「今日のためにいいお酒を買っちゃいました〜」

やっぱり嬉しそうにそう言ったあずささん。

以下略



6: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/09/26(金) 23:09:53.38 ID:FvekZ5yd0

そんな私の心境を他所に、あずささんはためらうこと無く封を開け、これまた持参した升を鞄から取り出しました。
新聞紙で包まれており、包みを解いて、事務所から持ってきたであろう布巾で一度中を拭いています。

そういう所に気を遣えるあずささんは、やはり女子力が高いと言いますか、いいお嫁さんになりそうですね。
以下略



7: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/09/26(金) 23:10:47.50 ID:FvekZ5yd0

手酌させるのも悪いと思い、酒瓶をあずささんから受け取ってもう一つの升へ注ぎます。
大体同じくらいまで注ぎ、升をあずささんへ。

「うふふ、ありがとうございます〜」
以下略



8: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/09/26(金) 23:11:35.77 ID:FvekZ5yd0

さっきは香りを楽しむだけでしたが、今度は升に口を付け、そのまま軽く傾けると常温のお酒が口の中に流れ込んできました。
艶やかな飲み口にほんのりとした甘み。
けれどしっかりとした旨みも併せ持っていて、普段口にするようなお酒とは一線を画しています。

以下略



9: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/09/26(金) 23:16:18.60 ID:FvekZ5yd0

「そんなことありませ〜ん。私にとっては贅沢なんですよ〜」

まるで子供みたいに拗ねています。
事務所のアイドルの中では最年長のあずささんが、私だけに見せてくれる一面。
以下略



10: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/09/26(金) 23:17:46.25 ID:FvekZ5yd0

「も、もー! 酔ってるんですかあずささん?」

照れ隠しにそんな風に言ってみました。

以下略



11: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/09/26(金) 23:19:40.65 ID:FvekZ5yd0

「風も穏やかで、随分と過ごしやすくなりましたね」

空いた升へお酌していると、夜空を見上げながらあずささんがつぶやきました。
月を見るあずささんは、貴音ちゃんとはまた違った雰囲気を醸し出しています。
以下略



12: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/09/26(金) 23:21:02.65 ID:FvekZ5yd0

ふと気が付くと、あずささんが月ではなく、私を見ていました。

「な、なんです?」

以下略



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