過去ログ - 【艦これ】「提督、榛名は……榛名は大丈夫ですよ」
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8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/09/29(月) 03:14:04.54 ID:ZgYpFlXYO
「ダメよ」

「却下だ」

「許しませんネー」

この反応は分かりきっていた事だった。そして、この三人の説得が一番難しい事も榛名は理解していた。

「五十鈴さん、長門さん、金剛お姉さま。榛名の勝手だとは分かってますが、押し問答している時間もないので、認めていただきます」

「そんなバカな事、認められる訳ないでしょ」

「このままだと皆さんが沈んでしまうかもしれないんですよ!」

「榛名、私達は沈まないデース! だから、何も心配しなくていいのデース!」

このままでは埒があかない。実際、ここでこう話をしている時間はあまりない。かといって無理矢理行こうものなら、この三人は確実に付いてくるだろう。

「いいえ、皆さんにはなんとしても鎮守府に帰ってもらいます」

故に、榛名が我を通すには、ここで論破する以外に方法はなく。彼女は覚悟を決める。

「私以外の第一艦隊の皆さんは、連戦で既にボロボロです。そんな人達を囮に置いても、到底責務を果たせるとは思えません」

「それに、私達は撤退している最中に伏兵から襲撃を受けました。ここから先も、それがないとは言えません」

「そのため、支援艦隊の皆さんには、既に満身創痍の第一艦隊の護衛をお願いしたいのです」

榛名の言う通り、第一艦隊の損傷は激しい。六人のうち、今も戦えるのは榛名と比叡くらいだろう。だが、支援艦隊の方は全員が無傷に近い。

「……なら……それなら! せめて私だけでも、榛名と一緒に残りマース!」

だからこそ、金剛みたいな優しさを持つ少女が名乗りをあげるのは不思議でもなんでもない。しかし、その金剛の言葉に榛名は首を振ると優しく諭す。

「金剛お姉さま、それは出来ない相談です。最近着任したお姉さまでは、私の動きに……ついてこれませんから」

言うべきか否か。ほんの一瞬の躊躇いの後に告げられた言葉に、金剛の表情が固まる。そんな姉の表情を直視する事ができず、榛名は視線を逸らす。

「榛名、貴女言って良い事と悪いことが……!」

「やめなさい、霧島」

そんな榛名に詰め寄る霧島とそれを止める比叡。

「ごめんなさい。でも、これは事実ですから。この中で練度が一番高いのは、この榛名です」

「貴女、何を言ってるのか分かってるの? ここに一人で残るって事は、死ぬって事なのよ!? 練度が一番高い貴女が、その役を買って出る必要なんて……ないのよ……」

「大丈夫ですよ、五十鈴さん。それに練度が一番高いからこそ、です。この中で囮になって、生き残れる可能性が一番高いのは、間違いなく私だと思います」

「それに長門さんと違って、高速艦ですから、私。一人だとこの足を存分に活かす事も出来ます。適当に敵を足止めしたら、この夜の闇に紛れて、早々に離脱するので心配なさらないでください」

次に詰め寄った五十鈴だが、榛名の意思は変わらない。それどころか、金剛を傷つけてしまったという負い目もあって、更に頑なになっている。


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