16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/10/04(土) 21:55:12.31 ID:rmPWdmIWO
すでにバカップルの片鱗が…
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/10/04(土) 21:56:59.54 ID:qFG3aE+A0
咲「そういえば和ちゃん、今日は泊まっていく?」
泊まりの予定はしていないので着替えも何もかもないと伝えれば、あるよと答えられる。
咲「歯ブラシとか予備あるよ」
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/10/04(土) 21:59:22.74 ID:qFG3aE+A0
酔った頭でもそれはダメだとわかる。
和「―――ダメです。帰ります」
咲「どうしてダメなの?」
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/10/04(土) 22:01:26.29 ID:qFG3aE+A0
咲さんが私を好きじゃないから。
……いえ。友達としては、こうして祝ってくれる程度には好きでしょうけど。
それ以上に見てもいないのに、自分を好きだと言っている人物を泊めようなんて――
20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/10/04(土) 22:04:16.94 ID:qFG3aE+A0
咲「それは……」
それだけ言って口ごもる咲さん。
ああ、大した理由があったわけじゃないのだろう。
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/10/04(土) 22:06:27.26 ID:qFG3aE+A0
和「それじゃ、咲さん……」
最後まで言いかける前に、自分の携帯がテーブルに置いたままなのに気づく。
手を伸ばそうとすれば、その前に咲さんがそれを手にした。
22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/10/04(土) 22:08:14.17 ID:qFG3aE+A0
何を考えているのかと、通話を切った携帯をバッグに押し込みながら咲さんの方を見れば。
なぜか嬉しそうな顔をしていた。
和「―――家に帰れなくなったじゃないですか」
23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/10/04(土) 22:10:10.43 ID:qFG3aE+A0
和「布団、貸してください」
咲「一緒に寝ればいいじゃない」
何でもない風にサラッと言われたその言葉。
24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/10/04(土) 22:12:06.11 ID:qFG3aE+A0
和「じゃあ、どうしてそんな酷いこと言うんですか?私の気持ちを知っておいて……」
和「好きな人のベッドで好きな人と一緒に寝るなんて、ただの拷問です!信じられない」
咲「なにが拷問なの?」
25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/10/04(土) 22:15:07.85 ID:qFG3aE+A0
和「………え」
咲「片想いの相手と同じベッドはダメだけど、両想いならいいんでしょ?」
和「……何、言ってるんですか」
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