907: ◆EhtsT9zeko[saga]
2015/11/30(月) 01:06:32.36 ID:j0JuHi67o
呆然とした頭でそんな事を考え始めていた私に、洗い場に出たお姉さんが声を掛けてきた。
「ほら、背中流してくれるって言ったろ?」
908: ◆EhtsT9zeko[saga]
2015/11/30(月) 01:07:15.44 ID:j0JuHi67o
「おいおい、姉ちゃん。もっと優しく頼むよ」
「文句あるなら自分でやれよな。もう十六だろ?」
909: ◆EhtsT9zeko[saga]
2015/11/30(月) 01:07:47.89 ID:j0JuHi67o
隊長さん達、巡検隊一班が帰ってくる。
910: ◆EhtsT9zeko[saga]
2015/11/30(月) 01:08:28.19 ID:j0JuHi67o
お姉さんはお風呂のあと、夕食を摂りながら書類仕事をする、と言ってた。
昨日の夕方に到着した隊商がこの街で売りたい物資の資料に目を通して、議会の名義で購入しなきゃいけないらしい。
911: ◆EhtsT9zeko[saga]
2015/11/30(月) 01:09:20.01 ID:j0JuHi67o
勇者様は私の言葉に、ますます困った表情をして
「でもさ…休んでるところであの子が戻ってきたら、それこそあたし、寝たまま首を刎ねられちゃうんじゃないかな…」
912: ◆EhtsT9zeko[saga]
2015/11/30(月) 01:10:12.03 ID:j0JuHi67o
「…たぶん、そのことじゃないんじゃないかな…」
それが、私が今言える精一杯だった。
913: ◆EhtsT9zeko[saga]
2015/11/30(月) 01:11:20.67 ID:j0JuHi67o
「んじゃぁ、おやすみ」
そういうと勇者様は、のそりのそりとお姉さんのベッドに体を横たえて、毛布をかぶり目を閉じた。
914: ◆EhtsT9zeko[saga]
2015/11/30(月) 01:13:22.44 ID:j0JuHi67o
つづく。
レス数?
915: ◆EhtsT9zeko[saga]
2015/11/30(月) 01:43:31.45 ID:j0JuHi67o
貼り付けミスってたーーー
>>910と>>911の間に以下がありますた…orz
916:名無しNIPPER[sage]
2015/11/30(月) 02:17:42.04 ID:Z4RvykHdO
乙!
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