過去ログ - 【銀と金】森田鉄雄は絶望の城へと拉致されました 第二部【賭博黙示録カイジ】
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2014/10/26(日) 18:45:06.12 ID:q/GNoIkJ0
安田「な、何で森田があんな所に……」
銀二「なるほど……帝愛が俺たちを招待した理由が分かった」
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2014/10/26(日) 18:45:51.28 ID:q/GNoIkJ0
森田『俺も正直怖いぜ……。こんな橋を渡るなんて生まれて初めてなんだからな』
森田『だが、俺は目を背けねえ……。俺たちの前にあるこの現実を……』
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2014/10/26(日) 18:46:36.64 ID:q/GNoIkJ0
午前0時15分……いよいよ出発の時だ。
橋を渡るのは右の橋が太田、佐原、西田、藤野、森田。そして左側は中村、中山、カイジ、石田、小泉という順番だ。
スタート前はあれだけ騒いでいたというのに森田に自分たちの前に立ちはだかる現実を突きつけられ、皆沈黙していた……。
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2014/10/26(日) 18:47:42.42 ID:q/GNoIkJ0
カイジ(何だよ……この感覚……。まるで俺の体が俺のものじゃないような……)
カイジ(無理だ……! こんな調子じゃ落ちちまう……! 落ち……!)
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2014/10/26(日) 18:48:59.54 ID:q/GNoIkJ0
森田「足を止めるな! 石田!」
森田は心が弱った者を一喝し、その気力が萎えないよう必死に尽力する。
そんな中、先頭を行く太田の様子が一変する……。
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2014/10/26(日) 18:49:44.39 ID:q/GNoIkJ0
太田『ぎゃああああああっ!! あああああ〜〜……!』
正気を失い絶叫を上げ続ける太田がついに鉄骨にしがみつき、その全身を高圧電流が流れ出す!
その強烈なショックで完全にバランスを失った太田は、そのまま闇が口を開ける摩天楼の谷底へと落ちていった……。
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2014/10/26(日) 18:50:33.48 ID:q/GNoIkJ0
中山『俺は生きたい……生きたい……!』
カイジ『利根川! 切れ! 電流を! 金はいらない! みんなもそれでいいな!』
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2014/10/26(日) 18:52:27.65 ID:q/GNoIkJ0
安田「……悪趣味にも程があるぜ……! こんなの人間がすることじゃねえ……!」
巽「連中、狂ってやがる……」
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2014/10/26(日) 18:53:51.69 ID:q/GNoIkJ0
森田「くそっ……くそっ……」
森田は悔しそうに肩を震わせる……。目の前で次々と人が死んでいったというのに、自分は手を差し伸べて助けてやることもできない……!
気が付けば、数分と経たないうちに6人が落下……。この橋の上に残されたのはカイジ、森田、佐原、石田の4人だけ……。
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2014/10/26(日) 18:55:02.09 ID:q/GNoIkJ0
強さと現実、そして道を示した佐原に森田とカイジは唖然とする……。
カイジ(そうだ……! 佐原、お前は正しい……。その通りだ……! 今大切なことは助かることなんかじゃないんだ!)
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2014/10/26(日) 18:56:03.56 ID:q/GNoIkJ0
「おお……おお……!」
「死のダンスだ……!」
「終わったな……」
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