過去ログ - 佐々木「私、あなたのこと好きなのかもしれない」ハルヒ「・・・そう」
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1: ◆tr.t4dJfuU[saga]
2014/10/11(土) 00:47:51.97 ID:Kg1277h9o

衝撃的ではなかったものの、きっかけはただただ唐突だった。


ハルヒ「佐々木さん、ちょっと話があるんだけど」


怒ったような、機嫌の悪そうな目つきはそのままに、一抹の不安を隠した瞳。
只事ではなさそうな気配に気圧された私は、おずおずと返事をかえすことしかできなかった。


佐々木「私?」

ハルヒ「そうよ。・・・ちょっと明日の放課後、私の学校に来なさい」

佐々木「・・・わかったわ。明日の放課後ね。SOS団だっけ、部室でいいの?」

ハルヒ「ええ」



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2: ◆tr.t4dJfuU[saga]
2014/10/11(土) 00:49:19.39 ID:Kg1277h9o


次の日の放課後、SOS団の部室で彼女は待っていた。
椅子に胡座をかいて腕を組み、なにやらじっと考えている風に見える。

以下略



3: ◆tr.t4dJfuU[saga]
2014/10/11(土) 00:50:00.39 ID:Kg1277h9o

佐々木「けど、意外ね。あなたは他人の気持ちなんかお構いなしに好きとなれば彼を自分のものにするものだと思ってた」

ハルヒ「そう、そこなのよ。なんとなくだけどね。私はあいつが私の事を好いてくれると思っちゃダメって気がするの。あいつはきっと、私が強く迫ったらきっと断らないから」

以下略



4: ◆tr.t4dJfuU[saga]
2014/10/11(土) 00:50:45.97 ID:Kg1277h9o

佐々木「自惚れるのもいい加減にして。私はね、あなたみたいな人間から同情されるほど」

ハルヒ「それはこっちの台詞よ」

以下略



5: ◆tr.t4dJfuU[saga]
2014/10/11(土) 00:52:48.76 ID:Kg1277h9o


佐々木「言っておくけれど、僕はそちらの都合なんて知らない。気持ちの踏ん切りさえつけば、今この瞬間にも彼に思いを告げてもいいとさえ思っている」


以下略



6: ◆tr.t4dJfuU[saga]
2014/10/11(土) 00:54:00.71 ID:Kg1277h9o

後日談


キョン「お前ら、そんなに仲が良かったか?」
以下略



7: ◆tr.t4dJfuU[saga]
2014/10/11(土) 00:54:58.69 ID:Kg1277h9o

キョン「い、いや、佐々木がそんな面倒くさい女みたいなことを言うとは思わなかったからな。これはなんの心理テストなんだ?」

佐々木「・・・くくっ。いや、君という人間はこれだから好きだよ」

以下略



8: ◆tr.t4dJfuU[saga]
2014/10/11(土) 00:55:36.48 ID:Kg1277h9o

キョン「・・・なぁ古泉、どうせ聞いてたんだろ?」

古泉「いいえ、聞いていませんでしたよ。そして今もなにも聞こえません」

以下略



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