過去ログ - レッサー「『新たなる光』の名の下に集えよ、戦士」 〜闇、海より還り来たる〜
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48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/10/27(月) 12:40:02.96 ID:xoBLCxJo0
レッサー「アルテミスの話は憶えておいでで?」

上条「『エンデュミオン』って男の人が居て、その人に恋をした神様だっけ?」

バードウェイ「それは『セレーネ』だ。ま、後に同じ月の女神であるアルテミスと合一・同一視されるがね」

上条「ステイルが言ってたのは、その『猟犬』って単語。関係あんのかな?」

レッサー「あちらさんがエンデュミオンと関わりのあるアリサさんを狙ってる以上、意味を持つ可能性が高い――いや、むしろ」

レッサー「『分かっていて』情報をこちらへ流した可能性が」

上条「と言うと?」

バードウェイ「機密情報は上から口止めされていて言えない。だが世間話は出来る」

バードウェイ「特にお前はMagicの”M”も書けないド素人だ。だからある程度『解説”してやる”』必要がある」

バードウェイ「その過程で、たまたま、偶然、何かの拍子で」

バードウェイ「確信に近い何か、真実へ至る道標、迷路を抜ける毛糸玉を与えてしまっても、それは偶然だから仕方がないと」

バードウェイ「ましてや相手は何も知らない相手。重要性なんて気づく訳がない――誰かに話さない限りは」

上条「的確に黒い説明ありがとうボス……言われてみれば、建宮もやったら説明台詞多かった気がする……」

レッサー「内容、憶えてます?」

上条「……何となくは、まぁ何とか!」

レッサー「バックログでもありゃ良いんですけどねー。ま、基本的な所から行きますか」

レッサー「上条さんは『アルテミス』についてどの程度まで知識をお持ちですかね?」

上条「俺?そうだなぁ……名前と、あと月と弓の神様ぐらいか?」

上条「ゲームに出てくる『アルテミスの弓』的なのは、大抵最強レベルの弓装備だっつーぐらい」

レッサー「大体合ってますし、その知識でほぼ把握してると言っても過言ではありません」

上条「お、褒められた?」

レッサー「ただし『一般人としては』という注釈が入りますがね」

上条「……ガッカリだ」

バードウェイ「それでいいんだ。魔術師知識を持っていたとしても、日常生活では使い道に困る」

レッサー「中二病が治らないのも厄介ですしね――それでは、そうですねぇ、どこからお話ししたものか」

バードウェイ「神性からで良いだろ。背景を知る上で必要不可欠だ」

レッサー「ですなぁ。では上条さん、今『アルテミスの弓超強ぇーハンパねー』と仰いましたが」

上条「言ってない。俺そこまで言ってないわー」

レッサー「『どうして強いのか?』と考えた事は?」

上条「狩猟の神様だから、だな。獣を射る弓の扱いが上手いって事なんだろ」

レッサー「合ってます。では『どうして狩猟の神であるのか?』とは」

上条「……そこまで深くは考えねぇって。『そういうもんだ』と」

レッサー「ま、神様なのでそんなもんですよ。それもまぁ正しい理解っちゃその通りなんですが」

バードウェイ「アルテミスの逸話として、弓矢を持ち山野を駆け抜ける姿が言い伝えられている」

バードウェイ「また彼女へ仕える巫女達は熊を真似る踊りを捧げる。従者の一人であったカリストは純潔を失うと熊の姿へ変えられた話もある」

バードウェイ「同時に生まれたばかりの身でありながら、母の出産に立ち会い、弟のアポロンを生ませた――よって妊婦や出産をも司る、そうだ」

バードウェイ「特にエペソス――トルコのエーゲ海東端にあった都市では、アルテミス神殿と神像が残っており」

バードウェイ「その姿は『多数の乳房を持つ』形をしている」

上条「へー」

バードウェイ「だがしかし、これは矛盾しているんだ。それも明確に」


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