過去ログ - 勇者「伝説の勇者の息子が勇者とは限らない件」
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886:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/11(月) 23:49:28.95 ID:50uoFRyB0
 そして、僧侶は話した。
 かつて港町ポルトで黒髪の少女に話したのと同じ話を。
 かつて盗賊の慰み者として生きていた過去を。

 ――――涙混じりの告白を聞き終えて、武道家がまずしたことは、僧侶を抱きしめることだった。
以下略



887:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/11(月) 23:50:08.95 ID:50uoFRyB0
 戦士は勇者の部屋のドアをノックするが、返事は無かった。

戦士「むう……一人で街にでも出かけたのか?」

 当てが外れた戦士はまたぽりぽりと頬を掻く。
以下略



888:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/11(月) 23:50:50.88 ID:50uoFRyB0
 ―――果たしてエルフ少女の部屋の中で繰り広げられていたのは、戦士の想像通りの光景であった。
 勇者はエルフ少女の部屋に来た目的を最初に告げた上で、続けて彼女にこう要望したのだ。

勇者「エルフ少女。君の全てを俺に見せてくれ。明日の戦いの前にやれることは全てやっておきたい。悔いを残したくないんだ」

以下略



889:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/11(月) 23:51:31.69 ID:50uoFRyB0
 そして――――遂に決戦当日の朝を迎えた。
 武の国城門前に世界中から集った精鋭たちが整然と並んでいる。
 兵達の前に準備された壇上には勇者の姿があった。

勇者「えー……どうも。『伝説の勇者』の息子、勇者です」
以下略



890:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/11(月) 23:52:09.42 ID:50uoFRyB0
「第一中継点、配置につきました!! 簡易神殿の健在を確認!! いつでも行けます!!」

「第二中継点も配置完了です!! 神殿も問題ありません!!」

 次々と作戦本部の元に報告兵が飛んでくる。
以下略



891:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/11(月) 23:52:43.31 ID:50uoFRyB0
 第一中継点―――『始まりの国』・『武の国』混成軍。
 指揮官:始まりの国王宮騎士団長

騎士団長「いくぞ!! 勇者様が立案なさった作戦だ!! 我々の不手際で頓挫することなど、絶対にあってはならん!!」

以下略



892:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/11(月) 23:53:29.07 ID:50uoFRyB0
 第二中継点―――『アマゾネス』・『武の国』混成軍。

 指揮官:アマゾネス族長


以下略



893:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/11(月) 23:54:01.95 ID:50uoFRyB0
 第三中継点―――『武の国』精鋭部隊。

 指揮官:武の国兵士長


以下略



894:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/11(月) 23:54:40.57 ID:50uoFRyB0
 第四中継点―――『エルフ族』・『武の国』混成軍。

 指揮官:エルフ長老


以下略



895:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/11(月) 23:55:20.17 ID:50uoFRyB0
 第五中継点―――『倭の国』・『武の国』混成軍。

 指揮官:倭の国武士団長


以下略



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