過去ログ - 翔太郎「スマイルプリキュアだと?」
1- 20
67: ◆MFa.Ar5xYw[saga]
2014/11/10(月) 19:06:00.69 ID:5NjTgzOY0
両の拳に纏わせた火球を辺り構わずマシンガンのように乱射させた。火球が命中したマジョリーナの分身は煙となって次々と消えていく。煙が晴れたとき、戦場に立っているマジョリーナはただ一人だった。

キュアサニー・H「ほぉら、見ィ〜つけた」

マジョリーナ「どこまでもメチャクチャね、あなた」
以下略



68: ◆MFa.Ar5xYw[saga]
2014/11/10(月) 19:06:41.29 ID:5NjTgzOY0
裏地が黄色のマントに禍々しいデザインの青い王冠。何より一番変わったのはマジョリーナの放つ雰囲気。サニーは体温が徐々に奪われていく錯覚に襲われた。肺に取り込むのも詰まりそうな重苦しい空気。心臓がバクバクと鼓動を強く刻む。額には冷や汗。手足はガクガクと震えていた。本能が大音量で警報を鳴らしている。アレと目を合わせてはいけないと。

キュアサニー・H「な、なんやのコレ。さっ、寒気が止まらへん……」

マジョリーナ・テラー「あらぁ? さっきの威勢は、どこへいったのかしら?」
以下略



69: ◆MFa.Ar5xYw[saga]
2014/11/10(月) 19:07:40.85 ID:5NjTgzOY0
恐怖で手足が震えた状態で放った技に命中精度を問う方が酷な話。もし仮に震えがなかったとしても、テラー・メモリの能力で恐怖心を増幅させられたサニーはマジョリーナを直視することはできなかった。こうなると、もう命中以前の問題である。

ただでさえ序盤から飛ばしていたサニーの体力は大技の発動で更に消耗し、崩れるように両膝を地面につく。そこで初めて、自分が黒い不穏なエネルギーの溜まりに浸かっていたことに気付いた。

キュアサニー・H「なんやねん!? この気味の悪いドス黒いもんは……」
以下略



70: ◆MFa.Ar5xYw[saga]
2014/11/10(月) 19:08:15.86 ID:5NjTgzOY0
???『……ちゃん。……ねちゃんてば』

あかね(……うん? なんや、誰かが呼んどる……)

???『全然起きないね。あかねちゃん』
以下略



71: ◆MFa.Ar5xYw[saga]
2014/11/10(月) 19:08:49.06 ID:5NjTgzOY0
みゆき「ん? どうしたの? あかねちゃん?」

なお「あかねのやつ、まだ寝ぼけてるんだよ」

やよい「あはは、あかねちゃんらしい」
以下略



72: ◆MFa.Ar5xYw[saga]
2014/11/10(月) 19:09:33.77 ID:5NjTgzOY0
れいか「……あかねさん?」

あかね「なあ、みんな。なんか……足りなくない?

みゆき「足りないって、何が?」
以下略



73: ◆MFa.Ar5xYw[saga]
2014/11/10(月) 19:10:06.62 ID:5NjTgzOY0
突如、世界がバッドエンド色に変わり、空間にひびが入り、ガラスが割れたような大きな音が響いた。

???「ギャァオオオオ!!」

空間のひびから現れたのは、禍々しいオーラを放つ巨大な化け物だった。巨大で特徴的な青い頭部。ギョロリと見開いたおぞましい目。広げた口は、全てを砕かんと歯をガチガチと噛み鳴らしていた。
以下略



74: ◆MFa.Ar5xYw[saga]
2014/11/10(月) 19:10:52.47 ID:5NjTgzOY0
あかね「みゆきぃぃぃいいい!!」

大口を開けて迫ってきたテラードラゴンの一噛み。頭部を失ったみゆきの胴体は、大量の血を噴水のように噴き出しながらその場に崩れ落ちた。――世界に、またひとつひびが入る。

テラードラゴンは空中で肉塊を咀嚼しながら、次の獲物に狙いを定める。
以下略



75: ◆MFa.Ar5xYw[saga]
2014/11/10(月) 19:11:30.03 ID:5NjTgzOY0
あかね「なお!!」

カチカチと噛み鳴らす歯音が、自分のものだけじゃないとわかったとき、あかねはハッと視線を上げる。

テラードラゴン「クッチャクッチャ」
以下略



76: ◆MFa.Ar5xYw[saga]
2014/11/10(月) 19:12:10.28 ID:5NjTgzOY0
マジョリーナ「どうやってここへ!? バッドエンド王国にやって来れる人間なんて、普通じゃないだわさ!」

???「ちょっと人探しをね。でも、どうやらここにはいないらしい」

マジョリーナ「お前、いったい何者だわさ!」
以下略



77: ◆MFa.Ar5xYw[saga]
2014/11/10(月) 19:13:38.27 ID:5NjTgzOY0
手の形をしたバックルのベルトに、男は左手に輝く赤い指輪をかざす。

フレイム! プリーズ!

晴人「変身ッ!」
以下略



138Res/134.64 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice