過去ログ - 「朝倉涼子って言います。宜しくお願いします」凄い美人がそこにいた。
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11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/14(金) 18:19:28.24 ID:lD9erjVj0
「朝倉を諦めても涼宮は止めておいた方がいいぜ?」

ハニーを諦めるなんてことはあり得ないが一応谷口の話に付き合ってやることにした。

「涼宮?誰だそれは?」
以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/14(金) 18:21:06.00 ID:lD9erjVj0
そんな感じでクラスに馴染み始めた頃には、連休が開けていた。

連休が明けて暫く経ったある火曜日の事だった。後ろの席の涼宮とやらが再び声をかけてきた。

「ねぇジョン。あたしの髪型どうおもう?」
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13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/14(金) 18:21:38.87 ID:lD9erjVj0
翌日、涼宮は長かった髪をバッサリと切ってきた。

「ねぇ、今度の髪型……」

懲りずに涼宮が声をかけてきた。
以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/14(金) 18:22:13.12 ID:lD9erjVj0
数日後、廊下で覆面を被った生徒にいきなり殴られた。

「あなたの所為で新川さんが………」

などと悔しそうに呟いていた。
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15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/14(金) 18:24:14.56 ID:lD9erjVj0
谷口によれば、涼宮は全部の部活動に入部してみたらしい。

なぜそんな妙な事をしているのかは知らないが、聞いてみたいことがあったので話しかけた。

「なぁ、涼宮」
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16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/14(金) 18:25:09.36 ID:lD9erjVj0
それから数日経ったある日。

涼宮が声をかけてきた。

「ねぇ、ジョン。あんた部活に入ってないわよね」
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17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/14(金) 18:25:40.20 ID:lD9erjVj0
その日の帰り道、知らない女の人に殴られた。

「田丸さんを失った私たちの痛みはこんなもんじゃないんだからね!!」

泣きそうな声で怒鳴られた。殴られて泣きたいのはこっちだというのにだ。
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18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/14(金) 18:26:46.46 ID:lD9erjVj0
週末、中学時代の友人に相談することにした。

「くっくっくっ……久しぶりだね。君から呼び出されるなんて思っていなかったよ」

駅前で待ち合わせた俺達はそんな挨拶を交わして喫茶店に向かった。
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19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/14(金) 18:27:33.01 ID:lD9erjVj0
「……そ、そうかい。それで僕に相談って言うのはなんだい?悪いけど、デートプランや告白方法については相談に乗れないよ」

「ああ、お前がそう言うのに興味がないと言うのは知っている」

友人が小さく呟いた。
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20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/14(金) 18:28:43.28 ID:lD9erjVj0
「………ところで君の一目ぼれの相手はどんな感じの子なんだい?」

「そうだな。例えるなら、あそこに居るウェイトレス。黄緑色の髪をしたワカメっぽい子が居るだろ?」

「居るね」
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21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/14(金) 18:29:51.12 ID:lD9erjVj0
翌週。涼宮が余計なことを聞いてきた。

「あんた、朝倉の事をハニーって呼んでるけどデートの一回くらいは行ったの?そんな気配は全く感じないんだけど」

「いや。今の俺だと不釣り合いだからな。自己研鑚に励んでいる所だ」
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