24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/24(月) 00:03:05.32 ID:nmlBgYLE0
『3802910023』
エレベーターは停止し、ガーッ……と扉が開く。
目の前には汚れと錆の目立つ廊下が伸びていた。
御坂が廊下を歩き出すと、壁に落書きのようなものを見つけた。
25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/24(月) 00:06:21.72 ID:nmlBgYLE0
『カレーライス味のハヤシライス、ハヤシライス味のカレーライス。その人はその二つを注文していたらしいわ』
三人の親友と自分。いつもの四人が、楽しそうに笑いながら思い思いのポーズをとっている絵だった。
思わず御坂はそっと手を伸ばし、その細い指先が僅かに絵に触れる。
ガタン!! という大きな音をたて、その瞬間に絵は壁から外れて床へと落下した。
26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/24(月) 00:14:01.34 ID:nmlBgYLE0
『Ganze Sommer nächtelang,』
中へ入る。大量の人形が飾られていた。天井から釣り下がっているもの、壁に掛けられているもの、様々。
しかしそれらは全て同じ人形で、その胴体部分には『Look at me』と書かれている。
ドアの正面には鏡があった。そのすぐ前に他と比べて小さな人形が置かれていて、そこにはこう書かれていた。
27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/24(月) 00:16:12.62 ID:nmlBgYLE0
そこには蛙の置物があった。
人形の髪も全て元に戻っている。
何も起きないことを確認し、ゆっくりと蛙の置物に近づいていく。
28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga !red_res]
2014/11/24(月) 00:19:16.25 ID:nmlBgYLE0
ERRORERRORERRORERRORERRORERRORERRORERRORERRORERRORERRORERRORERRORERRORERRORERRORERRORERRORERRORERROR
29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/24(月) 00:21:16.27 ID:nmlBgYLE0
『後ろを見なさい』
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2014/11/24(月) 02:17:56.93 ID:H2uQurwCO
P・Tがナニか分からんけど、コワイ
31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/11/24(月) 23:21:04.58 ID:quosZ4ii0
言いね雰囲気でてる
32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/11/24(月) 23:38:08.37 ID:8ShcJhXo0
続けろ
33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/26(水) 00:00:17.68 ID:d2AiLj/l0
水面に浮上するように意識は覚醒し始めた。
どうやらここはエレベーターの中らしい。
ふらつく体を何とか起こし、前方を見遣る。
閉まっているエレベーターの扉には、文字が刻まれていた。
34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/26(水) 00:05:03.20 ID:d2AiLj/l0
「――――――本当に、もう……」
ふらふらと後ずさる。思わず顔を俯かせてしまう。
何かが割れるような、小さな物音が聞こえた。
ゆっくりと顔を上げる。そこには一枚の絵があった。
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