過去ログ - あんじゅ「にこさんと素敵なディスティニー」にこ「にこにこ!?」
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◆2KF.0JG/i6/M
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2014/11/25(火) 03:11:42.81 ID:DARLv/NL0
>>8
×矢澤あんじゅ ○矢澤にこ
――十二月半ば 木曜日
「最近随分と機嫌がいいみたいだけど、何かいい事でもあった?」
以下略
25
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◆2KF.0JG/i6/M
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2014/11/25(火) 03:12:27.08 ID:DARLv/NL0
「悪くないわ。ただ最近小さいのもまた愛嬌があるなって思っただけ」
「小柄でありながらもA−RISEのリーダーというギャップが良いというファンも多い」
「英玲奈……それフォローというより追い討ちよ。ま、私はそこまで気にしてないからいいけど」
以下略
26
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◆2KF.0JG/i6/M
[saga]
2014/11/25(火) 03:13:23.79 ID:DARLv/NL0
――レンタルショップ
「にこさん、こんにちは。待たせちゃったかしら?」
「いっ、いえ! 偶然ついさっきここに借りにきただけですから」
以下略
27
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◆2KF.0JG/i6/M
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2014/11/25(火) 03:14:13.95 ID:DARLv/NL0
「本題に移りましょうか。にこさんが言い出してくれるの待ってたのだけど、携帯番号とアドレス交換しない?」
「いいんですかっ!?」
頬に当てられた手を思わず両手で包み込みながら、にこは最上の喜びとばかりに顔を蕩けさせる。
以下略
28
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◆2KF.0JG/i6/M
[saga]
2014/11/25(火) 03:14:50.09 ID:DARLv/NL0
「にこにこ!」
「本当? だったらそうね、呼び方も《あんじゅ》か《あんじゅちゃん》って呼んでみて」
グイッと、顔を近づけて囁くようにあんじゅが告げる。
以下略
29
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◆2KF.0JG/i6/M
[saga]
2014/11/25(火) 03:15:30.71 ID:DARLv/NL0
「あ、あ、あ……あんじゅちゃん」
俯き小さな声のにこの頬を両手で包むと、強制的に上を向かせた。
身長差の都合で上目遣いの形になり、泣いたばかりでまだ潤んだ赤い瞳はあんじゅの心に響いた。
以下略
30
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◆2KF.0JG/i6/M
[saga]
2014/11/25(火) 03:16:13.93 ID:DARLv/NL0
いや、気付いたところで運命は変わることはない。
「さ、今日は何を借りようかしら。また手伝ってくれる?」
「はいっ」
以下略
31
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◆2KF.0JG/i6/M
[saga]
2014/11/25(火) 03:17:00.89 ID:DARLv/NL0
思わず誘おうとして口を開いたにこだが、そこか出たのはあんじゅに気付かれないため息だけ。
UTX学院に通うお嬢様であるあんじゅをにこが住んでいる古っぽい家には招けない。
にこのその思考は今に始まったことではない。
以下略
32
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◆2KF.0JG/i6/M
[saga]
2014/11/25(火) 03:17:37.84 ID:DARLv/NL0
「だから、一緒にお参りに行ってみない?」
「にこと一緒にですか?」
「うふふ。他に誰も居ないでしょ」
以下略
33
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◆2KF.0JG/i6/M
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2014/11/25(火) 03:18:19.05 ID:DARLv/NL0
――音ノ木坂学院 廊下
「にこっち」
「希。何か用?」
以下略
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◆2KF.0JG/i6/M
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2014/11/25(火) 03:19:09.03 ID:DARLv/NL0
あんじゅと過ごす時間はまだそんなに多くないけれど、にこにとって価値あるもの。
その影響力もまた、家族を除いて一番と言える程。
故に、無意識に諦める気持ちが侵食している。
以下略
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