過去ログ - 歩美「今は遥か、遠い彼方」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/04(木) 00:26:14.11 ID:FVAqUp7AO
歩美「......ここ、どこだろう?」

......また、いつもの夢。

歩美「誰もいない......。コナンくーん?哀ちゃん?光彦君?元太君?博士?」

......もう、何回目だろ?この夢。

歩美「......みんな、どこいったの?寂しいよぅ」

......多分、そろそろ。

灰原「歩美ちゃん......」

歩美「哀ちゃん!どこ行ってたの?みんなは?」

灰原「......」

歩美「哀ちゃん?」

灰原「......歩美ちゃん。あのね」

歩美「何?哀ちゃん?」

......やっぱり、おんなじ。でもこの後が。

灰原「あのね......」

「○○○○○○」

......やっぱり、分からない。

歩美「哀ちゃん?なんて言ったの?哀ちゃん?!」

灰原「......」ニコッ

歩美「哀ちゃん......?」

灰原「......」クルッ

歩美「どこ行くの?哀ちゃん......?待って......」

「哀ちゃん!!」


歩美「......」ムクッ

歩美「......やっぱり、夢」

歩美「また、あの夢かぁ......」

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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/04(木) 00:37:25.38 ID:FVAqUp7AO
歩美「また、哀ちゃんが何を言ってるか分からなかったなぁ」

そう。また。私はずっと同じ夢を見続けてる。

1人ぼっちの私の前に哀ちゃんが来て、何かを話しかけて来る。
以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/04(木) 00:57:04.55 ID:FVAqUp7AO
これは、私の想い出を巡るお話。

そして、少しだけ私が前に進む為のお話。

そう。ちょっと大人になる為の、小さな小さな物語。
以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/04(木) 01:08:42.96 ID:FVAqUp7AO
と、言ったけど急がないと。

急がないと、待たせちゃう人がいるから。


以下略



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/04(木) 01:43:46.47 ID:FVAqUp7AO
「いってらっしゃい」

歩美「えっ?」クルッ

誰かの声がした気がしたけど、振り返っても誰もいない。
以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/12/07(日) 22:06:33.72 ID:wlUnbrpl0
歩美「……ずっと、会って無いからかな」

そう、私はずっと哀ちゃんに会って無い。

いや、昔の友達にも全然会っていない。
以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/12/07(日) 22:18:23.52 ID:wlUnbrpl0
それにしても、道の真ん中で止まってしまうなんて。

余程朝の夢が気になってしまっているのかな。

歩美「そうだ、話してみようかな……」
以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/10(水) 21:03:00.53 ID:RZacYzj0O
良かった。コナン君、待っててくれたんだ。

コナン君。昔のお友達で、今も唯一私の側にいる人。

そして、私の大好きな人......。
以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/10(水) 21:15:10.17 ID:RZacYzj0O
歩美「そっか。大丈夫?」

コナン「ん?ああ。平気さ。気にすんな」

......また何か、考え事してたんだ。
以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/12/10(水) 21:18:34.46 ID:t884KJyIO
これが伝説のまともなコナンssか、支援


11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/10(水) 21:30:07.59 ID:RZacYzj0O
コナン「......」

歩美「......」

......あれから学校に向かって歩き出したけど、会話が続かない。
以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/10(水) 21:47:28.24 ID:RZacYzj0O
歩美「また、ダメだった」ボソッ

コナン「何か言ったか?」

歩美「ううん。何でもないよ」
以下略



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/10(水) 21:48:59.40 ID:RZacYzj0O
>>12訂正

最後の行
出来ないまま.→出来ないまま......。


14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/10(水) 22:08:50.84 ID:RZacYzj0O
コナン「ギリギリ間に合ったな。入るぞ」

歩美「うん」

仕方無い。今は時間が無いし、後にしよう。
以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/10(水) 22:18:39.39 ID:RZacYzj0O
今のコナン君は、昔とは全く違う人に見える。

目立つ事や人に近づく事を極力避けて、静かに静かに生きようとしてる様に見える。

段々と快活さを失うコナン君を心配して何とか理由を知りたかったけど、結局それが分からないままにここまで来てしまった。
以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/10(水) 22:25:21.53 ID:RZacYzj0O
キチンとこの2人にコナン君が好きだと相談した事は無いのに。

私、そんなに分かりやすいのかな......。

ガラッ
以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/10(水) 22:39:30.83 ID:RZacYzj0O
あの遥か先に、コナン君は......。




以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/10(水) 22:56:55.72 ID:RZacYzj0O
コナン「......」チラッ

なんて考えていたらコナン君と目が合った。

心臓がドキッとする。
以下略



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/10(水) 23:19:21.59 ID:RZacYzj0O
そう言って微かに笑うと、コナン君はまた黒板の方に目を向けた。

歩美「......子供扱いされちゃった」ハァ

こんなだからいつまでもコナン君に相手されないのかな。
以下略



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/12/11(木) 14:39:31.59 ID:B1152Qaq0
歩美「……やっぱり、このままはヤだなあ」

そう、ずっとこのままモヤモヤし続けるのはイヤだ。

自分の事も、コナン君の事も。
以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/13(土) 21:04:40.44 ID:wOuSIeXvO
歩美「えへへ......」

コナン「何ニヤケてんだよ?悩みがあるんじゃねーのか?」

歩美「え?!あ、うん。その......」
以下略



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