47: ◆P8QHpuxrAw[saga]
2014/12/13(土) 01:10:01.02 ID:3Z2rwvsF0
暗殺者が吐くセリフだろうかと、何か言い返してやるつもりで顔を上げるが、しえなはそこで押し黙った。
目を伏せる兎角から優しい空気を感じた。
48: ◆P8QHpuxrAw[saga]
2014/12/13(土) 01:13:38.90 ID:3Z2rwvsF0
兎角「時間だ。もう行くよ」
気まずくなったのか、もう嫌になってしまったのか、兎角は部屋を出て行った。
49: ◆P8QHpuxrAw[saga]
2014/12/13(土) 23:00:32.12 ID:3Z2rwvsF0
しえな「もう来ないかと思ってた」
同じ時間、同じ場所、向かい合う距離。
50: ◆P8QHpuxrAw[saga]
2014/12/13(土) 23:06:43.14 ID:3Z2rwvsF0
ぎゃぁぁあああ!!
犬が!犬が布団の上でおしっこを……!!
今日は始めたばっかりですが、しばらく空けます。
また戻ります。
51: ◆P8QHpuxrAw[saga]
2014/12/13(土) 23:33:18.39 ID:3Z2rwvsF0
兎角「私はお前が怒ってると思ってたけどな」
しえな「じゃあなんで来たんだよ」
52: ◆P8QHpuxrAw[saga]
2014/12/13(土) 23:35:34.07 ID:3Z2rwvsF0
しえな「なにそれ。お前、そんな冗談言うんだな」
どう反応していいか分からずに、素のまま返すと兎角が困ったように頬を掻いた。
53: ◆P8QHpuxrAw[saga]
2014/12/13(土) 23:38:34.88 ID:3Z2rwvsF0
しえなは兎角のそばに寄り、目を伏せた。
少し手を伸ばせば十分に彼女の手に触れられる距離。
54: ◆P8QHpuxrAw[saga]
2014/12/13(土) 23:44:05.66 ID:3Z2rwvsF0
拳を強く握りしめると、手の平に爪が食い込むのを感じた。
兎角「……あまり思い詰めるな」
55: ◆P8QHpuxrAw[saga]
2014/12/13(土) 23:50:36.71 ID:3Z2rwvsF0
しえな「でもイジメが嫌いだなんて、矛盾してる」
もうどうしていいか分からなくて、頭を掻きむしりたくなるのをぐっとこらえた。
56: ◆P8QHpuxrAw[saga]
2014/12/13(土) 23:53:55.55 ID:3Z2rwvsF0
驚きに体が硬直する。
殺されるんじゃないかとほんの一瞬考えたが、兎角の腕はしえなを優しく包んでいた。
57: ◆P8QHpuxrAw[saga]
2014/12/13(土) 23:57:16.67 ID:3Z2rwvsF0
戸惑ったように口元を手で押さえ、視点が定まっていない。
明らかに動揺している。
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