52: ◆P8QHpuxrAw[saga]
2014/12/13(土) 23:35:34.07 ID:3Z2rwvsF0
しえな「なにそれ。お前、そんな冗談言うんだな」
どう反応していいか分からずに、素のまま返すと兎角が困ったように頬を掻いた。
53: ◆P8QHpuxrAw[saga]
2014/12/13(土) 23:38:34.88 ID:3Z2rwvsF0
しえなは兎角のそばに寄り、目を伏せた。
少し手を伸ばせば十分に彼女の手に触れられる距離。
54: ◆P8QHpuxrAw[saga]
2014/12/13(土) 23:44:05.66 ID:3Z2rwvsF0
拳を強く握りしめると、手の平に爪が食い込むのを感じた。
兎角「……あまり思い詰めるな」
55: ◆P8QHpuxrAw[saga]
2014/12/13(土) 23:50:36.71 ID:3Z2rwvsF0
しえな「でもイジメが嫌いだなんて、矛盾してる」
もうどうしていいか分からなくて、頭を掻きむしりたくなるのをぐっとこらえた。
56: ◆P8QHpuxrAw[saga]
2014/12/13(土) 23:53:55.55 ID:3Z2rwvsF0
驚きに体が硬直する。
殺されるんじゃないかとほんの一瞬考えたが、兎角の腕はしえなを優しく包んでいた。
57: ◆P8QHpuxrAw[saga]
2014/12/13(土) 23:57:16.67 ID:3Z2rwvsF0
戸惑ったように口元を手で押さえ、視点が定まっていない。
明らかに動揺している。
58: ◆P8QHpuxrAw[saga]
2014/12/14(日) 00:00:12.68 ID:18iRsMKw0
兎角は口元に置いた手を離し、しえなから体をずらして少し考え込んだ。
自分の行動の話なのに、何をそんなに迷っているのだろうかと思いながら、しえなは兎角の答えを待った。
59: ◆P8QHpuxrAw[saga]
2014/12/14(日) 00:03:10.79 ID:18iRsMKw0
続けて鎖骨のラインを指でなぞる。
兎角「なにを……っ」
60: ◆P8QHpuxrAw[saga]
2014/12/14(日) 00:08:08.92 ID:18iRsMKw0
暗殺に対する葛藤は今でも心を締め付けているが、それでも目的は果たさなければならない。
しかし今は兎角の感度の良さに、触れる事の楽しみを感じていた。
61: ◆P8QHpuxrAw[saga]
2014/12/14(日) 00:11:32.96 ID:18iRsMKw0
兎角が「やっ……めろ……っ」
体に触れるごとに兎角の声が跳ねる。
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